赤木文庫 とうだいき 上 06/17
くちやうかしこまつて申あくるこはかたしけなきせんしかな
つわものおほきそのなかにそれかし大しやうたまはるこそ一つに
いゑのめんほくなりなにさまてきわうのくひとつてほこのさき
にさしあけてやかてきらくを申へしわかきみさまとそ申ける
みかとゑいらんなのめならすれんし御まへをまかりたちい
そきしゆくしよにたちかへつてつまのにうはうちかつけて
いかに申さんきゝたまへみかとよりのせんしにて四千万き
の大しやうにてなんかいこくへくたされける〔か〕□つせんのならひなれ
はかへるへき事さためなし[ママ]たちなはとくこそかへりつゝ御め
にかゝり申へきとけにうれしけにのたまへはみたひきゝもあ
へたまはすつく/\ときこしめし此ほとはつわものゝそのか
すをもよをし給ふときゝつれと人のうへそとおもひしに
いま又わか身にきたるかなちかきみちにてあらんこそたま』
(上一ウ)
[挿絵]』
(上二オ)
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