赤木文庫 とうだいき 下 10/16
かはり給ふなんねんほたひのさい人もなむあみたふつと申なら
大ゑんま大しやくのつみをゆるしちこくをいたしたまひつゝこく
らくへまいる事なにのうたかひかあるへきやましてや此とうた
いきわうめいにしたかつて此くにへむかふ事わたくしのとか
にはあらすくにをたもたせ給ふへきそのちよくちやうにし
たかはさらんやほとけのかはりたまはりてもゆめのうちのたくはへ
なりあはれ此とうたいきをゆるしたまはん御しひをもつてしゆし
やうともにこくらくたからをつませたまひつゝむこくのらくに
かへん事こんしやうのしよくわんもこと/\くかなひ給ふへきな
りと一ときはかりせつほうをよのつねならすとき給へはき
みもしんももろともにふるなのへんせつもくれんのしんつう
かとてすいきのなみたをなかさるゝやゝありてみかとはおやこ
の事とはしろしめされすさてもやさしきこゝろかなほとけ』
(下八ウ)
[挿絵]』
(下九オ)
【表示上の注記】
ブラウザIE5.5以上で縦書きで翻刻文を表示します。
その他は、横表示です。