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桜川(さくらがわ)

「桜川」は、貧しい母のために自ら人買いに身を売ったわが子桜子を探して、母親が桜川にたどりつき、川に散る桜を掬いながら狂乱の体を見せていると、稚児となった桜子と再会するという内容の能。小道具の網を使い、桜を掬うくだりは〈網の段〉といわれ、見せ場のひとつ。子との離別ゆえの狂乱を美しい桜になぞらえて余情ゆたかに描いた作品。

演者 会名 上演年月日 場所 デッサン(枚数)
金剛巌 金剛定期能 昭和18・4・17 金剛能楽堂 画像を閲覧する(43)
金剛巌 金剛定期能 (巌独演会) 昭和9・3・4 金剛能楽堂 画像を閲覧する(38)

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