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トップページ 通盛(みちもり)
「通盛」は、阿波の鳴門で平家一門のために読経する僧たちの前に、平通盛とその妻の小宰相局の霊が現れ、回向によって成仏したことを感謝するという内容の能。前場では小宰相局の入水の様子が、後場では二人の別離と通盛の最後が語られる。井阿弥(世阿弥とほぼ同時代の役者)作で、応永30年(1423)までには制作されていた作品。