トップページ 綾鼓(あやのつづみ)
「綾鼓」は、管弦の宴のおりに垣間見た美しい女御の姿に恋心をいただいた庭掃の老人が、鼓の音がなったらもう一度姿を見せるという女御の言葉を伝えられ、懸命に鼓を鳴らすが、綾が張られた鼓ゆえ鳴らず、老人は恨んで池に身を投げるという能。この能の後半は女御に取り付いた老人の霊が、女御を陰惨に責める。金剛流と宝生流のみが上演曲とする。類曲に「恋の重荷」があり、世阿弥の『三道』に「恋の重荷、昔綾の大鼓なり」と記される。この「綾の大鼓」が「綾鼓」の原曲であろう。
演者 | 会名 | 上演年月日 | 場所 | デッサン(枚数) |
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(不明) | (不明) | 昭和11・11 | (金剛能楽堂) | 画像を閲覧する(30) |