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松風(まつかぜ)

「松風」は、須磨の浦を舞台に、松風・村雨の海女姉妹の在原業平への恋慕を描いた能。南北朝期に制作された古曲「汐汲」を世阿弥が改修したのが現在の「松風」らしい。前半に松風と村雨による詩情あふれる汐汲の場面があり、後半には恋慕の思いが昂じての松風(シテ)の狂乱と舞の場面がある。