トップページ 安達原 黒頭・急進之出(あだちがはら くろがしら・きゅうしんので)

安達原 黒頭・急進之出(あだちがはら くろがしら・きゅうしんので)

「安達原」は、安達原で山伏に宿を貸した老婆が、実は人食い山姥だったという一見民話的なストーリーの能。しかし、ここで描かれる老婆は、老いの身を嘆き、日々の労働である糸繰りを輪廻になぞらえてこの世の無常を説き、仏の救いを求めるという、人間的な弱さを持った存在である。〈急進之出〉は観世流の小書で、山姥の正体を顕した老婆が早笛の囃子に合わせて走り出る演出。

演者 会名 上演年月日 場所 デッサン(枚数)
梅若万三郎 観世流能楽大会 昭和13・3・11 日比谷公会堂 画像を閲覧する(13)

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