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トップページ 放下僧(ほうかぞう)
「放下僧」は、利根信俊(ワキ)に父を殺された下野の牧野小二郎(ツレ)とその兄(シテ)が、放下(禅宗系の芸人)と放下僧(禅宗系の僧)に身をやつして、相州瀬戸の三島神社で父の仇を討つ、という内容の能。仇討ちというストーリーのなかに、当時の禅への関心を盛り込んだ作品で、兄弟と利根信俊とのあいだに禅問答がかわされる。作者不明。15世紀半ばまでには制作されていた。