八丈方言のアスペクト・テンス・ムード

工藤, 真由美

阪大日本語研究, 2000, 12, 1-20

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タイトル
八丈方言のアスペクト・テンス・ムード
Aspect, Tense and Mood in the Hachizjo Dialect
ハチジョウ ホウゲン ノ アスペクト テンス ムード
著者
NRID
1000030186415 1000030186415
著者名
工藤, 真由美 ; クドウ, マユミ ; Kudo, Mayumi
キーワード等
断定法
話し手の直接知覚
現在に関係づけられた過去
現在に関係づけられた未来
パーフェクト
将前
抄録
八丈方言のアスペクト･テンス体系には､新しい層と古い層とが､中心的なものと周辺的なものとして存在する｡新しい層では､<進行>とく結果>とが､標準語と同様に1つの形式に統合化されているが､古い層では西日本諸方言と同様に､異なる形式で表現される｡新しい層でも古い層でもムードとの結びつきがみられるが､特に古い層の形式には､話し手の直接的知覚という限定がある｡2つの層の記述を行なうと同時に､<進行>かく結果>かというアスペクト対立から､<未来>か<過去>かというテンス対立への歴史的な発展経絡を､<将前>と<パーフェクト>という中間段階を設定しつつ考えてみる｡
出版者
大阪大学文学部日本語学講座
オオサカ　ダイガク　ブンガクブ　ニホンゴガク　コウザ
収録物名
阪大日本語研究
Handai nihongo kenkyu
巻(号)
12
ページ
1-20
刊行年月
2000-03
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/10063
DOI
https://doi.org/10.18910/10063
PISSN
09162135
NCID
AN10106606
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第12号