関係構築のための雑談力を伸ばす日本語中上級口頭表現授業の実践

髙井, 美穂

大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究, 2025, 23, 9-28

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固定URL: https://doi.org/10.18910/100692

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jlce_23_009 pdf なし 1.21 MB 163 2025.03.28  

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タイトル
関係構築のための雑談力を伸ばす日本語中上級口頭表現授業の実践
Teaching Small Talk in an Upper-Intermediate Japanese Speaking Course : A Report of the Four Different Classes
カンケイ　コウチク　ノ　タメ　ノ　ザツダンリョク　ヲ　ノバス　ニホンゴ　チュウジョウキュウ　コウトウ　ヒョウゲン　ジュギョウ　ノ　ジッセン
著者
NRID
1000050711488 1000050711488
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著者名
髙井, 美穂 ; タカイ, ミホ ; Takai, Miho
キーワード等
日本語会話
雑談
会話教育
雑談指導
関係構築
抄録
本稿では、日本語中上級口頭表現科目「関係構築のための日本語会話」について、４つの異なるクラスの実践を報告する。授業担当者である筆者による授業実施記録、受講生から提出された会話の録音とチェックリスト、学期末に受講生に対して実施した無記名式のアンケートの分析の結果から、コース初期において、受講生には主に次のような課題が見られる。それは（ⅰ）聞き手として評価を表すことばのバリエーションが限定的であること、（ⅱ）話し手として話題が思いつかないこと、（ⅲ）聞き手として反応までに間がありテンポよく会話が進まないこと、である。中盤になると（ⅱ）（ⅲ）は解消されるが、（ⅱ）は話し手・聞き手問わず（ⅳ）話題の深め方へ、（ⅲ）は（ⅴ）特定の表現の多用へと形を変えて継続する。また、関係の深化に伴い（ⅵ）相手に関する知識の利用が新たな課題となり、（ⅶ）自発的なターンの取得も課題となる。終盤では（ⅶ）は徐々に解消され、複数の語りのパターンを身につけると関係深化に対する自己評価も向上していた。
出版者
大阪大学日本語日本文化教育センター
The Center for Japanese Language and Culture, Osaka University
収録物名
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究
Study of Classroom Practice of the Center for Japanese Language and Culture Osaka University
巻(号)
23
ページ
9-28
刊行年月
2025-03-31
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/100692
DOI
https://doi.org/10.18910/100692
PISSN
24239410
NCID
AA12420075
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究 / 第23号