雑誌ブラウズ
雑誌 全て
大阪大学 刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
博士論文のみをさがす
リポジトリ登録支援システム
附属図書館
このアイテムのアクセス数:
98
件
(
2022-05-24
02:11 集計
)
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:
https://doi.org/10.18910/10191
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/11094/10191
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
aes07-193
pdf
742 KB
167
論文情報
タイトル
障害児を育てる母親の視点の深化の過程に関する一考察(2)
別タイトル
A Study on the Process of the Deepening Viewpoint of the Mother Bringing Up A Handicapped Child (2)
タイトル (ヨミ)
ショウガイジ ヲ ソダテル ハハオヤ ノ シテン ノ シンカ ノ カテイ ニカンスル イチコウサツ 2
著者
石川, 友香
石川, 友香
著者の別表記
Ishikawa, Yuka
著者 (ヨミ)
イシカワ, ユカ
内容
論文
抄録
本論文の目的は「日常的交わり」に焦点を当てながら、ヤスパースの教育思想を問い直していくことである。「交わり」概念はヤスパース思想の中心概念の一つであるが、先行研究の多くはその実存的側面のみを強調し、そこに至るまでの日常的な交わりを二次的なものと見なしてきた。しかし毎日の生活の中で教育という営為が不断になされ、教育がそこに根づいたものである以上、日常的交わりの意味を問うことは不可避といえる。ヤスパースによれば、人間は「可能的実存」であるが、それはあくまでも「可能的」であって、常態ではありえない。実存への途上にある「非実存的」存在、つまりあたりまえの人間同士が生み出し、社会との深い連関のもとでなされる教育の中にはっねに対立や矛盾がっきまとう。こういった対立や矛盾は、ただ解消されることだけが問題なのではない。その過程における人間相互のせあぎあいの中に、新たな教育関係を構築する芽が見いだされる。つまり日常的交わりは、実存的交わりと分断されるものではなく、それを常に内に含みながら存在しているといえるのである。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
7
開始ページ
193
終了ページ
204
刊行年月
2002-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/10191
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/10191
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.7
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.7 P.193-P.204
DC.title
障害児を育てる母親の視点の深化の過程に関する一考察(2)
DCTERMS.alternative
A Study on the Process of the Deepening Viewpoint of the Mother Bringing Up A Handicapped Child (2)
DC.creator
石川, 友香
DC.creator
Ishikawa, Yuka
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2002-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/10191
DC.description
論文
DCTERMS.abstract
本論文の目的は「日常的交わり」に焦点を当てながら、ヤスパースの教育思想を問い直していくことである。「交わり」概念はヤスパース思想の中心概念の一つであるが、先行研究の多くはその実存的側面のみを強調し、そこに至るまでの日常的な交わりを二次的なものと見なしてきた。しかし毎日の生活の中で教育という営為が不断になされ、教育がそこに根づいたものである以上、日常的交わりの意味を問うことは不可避といえる。ヤスパースによれば、人間は「可能的実存」であるが、それはあくまでも「可能的」であって、常態ではありえない。実存への途上にある「非実存的」存在、つまりあたりまえの人間同士が生み出し、社会との深い連関のもとでなされる教育の中にはっねに対立や矛盾がっきまとう。こういった対立や矛盾は、ただ解消されることだけが問題なのではない。その過程における人間相互のせあぎあいの中に、新たな教育関係を構築する芽が見いだされる。つまり日常的交わりは、実存的交わりと分断されるものではなく、それを常に内に含みながら存在しているといえるのである。
DC.identifier
info:doi/10.18910/10191
citation_title
障害児を育てる母親の視点の深化の過程に関する一考察(2)
citation_author
石川, 友香
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
citation_date
2002-03
citation_journal_title
大阪大学教育学年報
citation_volume
7
citation_firstpage
193
citation_lastpage
204
citation_issn
13419595
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/10191
citation_doi
info:doi/10.18910/10191