日本語学習者の「掛かる：掛ける」の使用傾向 : I-JASの用例をもとに

新谷, 知佳

現代日本語研究, 2025, 16, 1-18

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gnk16_001 pdf なし 1.02 MB 134 2025.08.01  

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タイトル
日本語学習者の「掛かる：掛ける」の使用傾向 : I-JASの用例をもとに
Usage of “kakaru / kakeru” by Learners of Japanese : Based on I-JAS Data
ニホンゴ　ガクシュウシャ　ノ　カカル　カケル　ノ　シヨウ　ケイコウ　I　JAS　ノ　ヨウレイ　ヲ　モト　ニ
著者
researchmap permalink
chika-s chika-s
著者名
新谷, 知佳 ; シンタニ, チカ ; Shintani, Chika
キーワード等
自他対応動詞
使用傾向
日本語学習者
コーパス
I-JAS
抄録
本稿は，自他対応動詞の一例として「掛かる：掛ける」を取り上げ，『多言語母語の日本語学習者横断コーパス：I-JAS』の用例をもとに，日本語学習者に特有の「掛かる」と「掛ける」の使用傾向を示すものである。「掛かる」と「掛ける」が持つ意味のうち，自他対応の関係にある12の意味に着目し，それぞれの意味におけるコロケーションについて，日本語学習者と日本語母語話者の使用傾向を比較した。その結果，学習者は特定の意味に偏って使用している傾向が見られ，一部の意味ではコロケーションや自他の選択が日本語母語話者と異なっていることが確認された。以上の考察を通じて，日本語学習者における自他対応動詞の自他の使用傾向を把握するための分析手法の確立に向けた足がかりを提示する。
出版者
大阪大学大学院人文学研究科 基盤日本語学講座 現代日本語学研究室
Modern Japanese Linguistics Laboratory, Foundational Japanese Linguistics, Graduate School of Humanities, Osaka University
収録物名
現代日本語研究
Studies in the Modern Japanese Language
巻(号)
16
ページ
1-18
刊行年月
2025-03-20
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/102437
DOI
https://doi.org/10.18910/102437
NCID
AN10449125
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
現代日本語研究 / 第16号