「もう」と「まだ」 : 状態の移行を前提とする2つの副詞

池田, 英喜

阪大日本語研究, 1999, 11, 19-35

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タイトル
「もう」と「まだ」 : 状態の移行を前提とする2つの副詞
mou and "mada", Adverbs Expressing Before or After the Shift of States
モウ ト マダ ジョウタイ ノ イコウ ヲ ゼンテイ ト スル 2 ツ ノ フクシ
著者
NRID
1000030303994 1000030303994
著者名
池田, 英喜 ; イケダ, ヒデキ ; Ikeda, Hideki
キーワード等
状態の移行
前提
開始限界
終了限界
状態性述語
抄録
｢もう・まだ｣は｢コップに水がまだ半分もある｣と｢コップに水がもう半分しかない」、｢コップに水がもう半分もある｣と｢コップに水がまだ半分しかない｣のように､｢コップに水が半分入っている｣という一つの事態を全く逆の2つの観点から表す際に用いられる｡一方｢彼はまだ来ない｣｢披はもう来ている｣のように､事象の達成・未達成を表すことから､アスペクトの副詞として扱われることが多い｡本稿ではこの2通りの｢もう・まだ｣が､状態の移行という一つの原理で説明できることを示した｡
出版者
大阪大学文学部日本語学講座
オオサカ　ダイガク　ブンガクブ　ニホンゴガク　コウザ
収録物名
阪大日本語研究
Handai nihongo kenkyu
巻(号)
11
ページ
19-35
刊行年月
1999-03
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/10705
PISSN
09162135
NCID
AN10106606
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第11号