日本に定住する中国人はなぜ地域の日本語教室をやめるのか : 学習者の背後にある社会的環境からその原因を見る

周, 萍

阪大日本語研究, 2010, 22, 143-171

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タイトル
日本に定住する中国人はなぜ地域の日本語教室をやめるのか : 学習者の背後にある社会的環境からその原因を見る
Why do Chinese long-term residents in Japan quit Japanese language study groups? : Influence of social context
ニホン ニ テイジュウ スル チュウゴクジン ハ ナゼ チイキ ノ ニホンゴ キョウシツ ヲ ヤメル ノ カ ガクシュウシャ ノ ハイゴ ニ アル シャカイテキ カンキョウ カラ ソノ ゲンイン ヲ ミル
著者
著者名
周, 萍 ; Zhou, Ping
キーワード等
地域の日本語教室
中国人学習者
学習の継続性
社会構造
抄録
「在日外国人」が年々増加するのに伴い、日本語学習支援活動が全国各地で展開されている。しかし、学習者が休むことが多く、継続性がないなど問題点も色々ある。日本人の中国人配偶者及び帰国者の呼び寄せ家族を対象に聞き取り調査を行ったところ、教室をやめる原因には教室の効果（周2009）以外に、学習者自身の学習への自信のなさ、家事・育児、仕事などの負担、日本語を習う切実な必要性がないという原因もあることがわかった。これらの原因は来日前の中国における生育環境、来日後の日本社会における外国人の扱われ方というような彼らの背後にある社会的、政治的な要因と深い関係があると考えられる。
出版者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ
収録物名
阪大日本語研究
Handai nihongo kenkyu
巻(号)
22
ページ
143-171
刊行年月
2010-02
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/11334
DOI
https://doi.org/10.18910/11334
PISSN
09162135
NCID
AN10106606
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第22号