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2022-05-23
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論文情報
タイトル
友だちとの会話と第2言語学習は両立するか : L1使用者とL2使用者の会話における訂正と発話援助
別タイトル
Are 'conversation with a friend' and 'second language learning' compatible? : Correction and assistance in conversation between L1 user and L2 user
タイトル (ヨミ)
トモダチ ト ノ カイワ ト ダイ 2 ゲンゴ ガクシュウ ハ リョウリツ スルカ L1 シヨウシャ ト L2 シヨウシャ ノ カイワ ニ オケル テイセイ ト ハツワ エンジョ
著者
永見, 昌紀
永見, 昌紀
著者の別表記
Nagami, Masanori
著者 (ヨミ)
ナガミ, マサノリ
キーワード等
会話
エラー
訂正
発話援助
scaffolding
抄録
本稿では、L1使用者とL2使用者の教室外での会話の性質と会話における援助について明らかにするために、会話プログラムに参加した1組のペアのインタビューデータと約半年間の会話データを分析した。インタビューデータから、会話の活動を通して2人は友だちという関係になったが、訂正について両者とも問題を感じていたことが明らかになった。会話データの分析から、L2使用者のエラーに対してL1使用者の訂正が少ないこと、L2使用者自身による訂正は名詞のエラーと動詞の活用に関わるものが多いこと、コピュラや助詞のエラーに対しては訂正が少ないことを観察し、その理由として、会話の場では意味の確保と会話の進行が優先されること、エラーの訂正の困難さが関わることをあげた。しかし、訂正以外の方法で、L2使用者のキューに応じてL1使用者が発話援助を行う例も多く観察された。ただ、これらの援助は名詞。動詞。形容詞に関わるものが多く、助詞などについては、ほとんど見られないことが観察された。以上の分析から、参加者の場のとらえ方が会話のあり方に重要な役割を持つことをのべ、友だちとの会話の場と第2言語学習の場の間にある潜在的な矛盾について考察を行った。
公開者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガグ ケンキュウカ ニホンゴガク コウザ
掲載誌名
阪大日本語研究
巻
17
開始ページ
27
終了ページ
57
刊行年月
2005-02
ISSN
09162135
NCID
AN10106606
URL
http://hdl.handle.net/11094/11573
言語
日本語
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第17号
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大日本語研究.17 P.27-P.57
DC.title
友だちとの会話と第2言語学習は両立するか : L1使用者とL2使用者の会話における訂正と発話援助
DCTERMS.alternative
Are 'conversation with a friend' and 'second language learning' compatible? : Correction and assistance in conversation between L1 user and L2 user
DC.creator
永見, 昌紀
DC.creator
Nagami, Masanori
DC.publisher
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2005-02
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/11573
DC.subject
会話
エラー
訂正
発話援助
scaffolding
DCTERMS.abstract
本稿では、L1使用者とL2使用者の教室外での会話の性質と会話における援助について明らかにするために、会話プログラムに参加した1組のペアのインタビューデータと約半年間の会話データを分析した。インタビューデータから、会話の活動を通して2人は友だちという関係になったが、訂正について両者とも問題を感じていたことが明らかになった。会話データの分析から、L2使用者のエラーに対してL1使用者の訂正が少ないこと、L2使用者自身による訂正は名詞のエラーと動詞の活用に関わるものが多いこと、コピュラや助詞のエラーに対しては訂正が少ないことを観察し、その理由として、会話の場では意味の確保と会話の進行が優先されること、エラーの訂正の困難さが関わることをあげた。しかし、訂正以外の方法で、L2使用者のキューに応じてL1使用者が発話援助を行う例も多く観察された。ただ、これらの援助は名詞。動詞。形容詞に関わるものが多く、助詞などについては、ほとんど見られないことが観察された。以上の分析から、参加者の場のとらえ方が会話のあり方に重要な役割を持つことをのべ、友だちとの会話の場と第2言語学習の場の間にある潜在的な矛盾について考察を行った。
citation_title
友だちとの会話と第2言語学習は両立するか : L1使用者とL2使用者の会話における訂正と発話援助
citation_author
永見, 昌紀
citation_publisher
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
citation_language
日本語
citation_date
2005-02
citation_journal_title
阪大日本語研究
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17
citation_firstpage
27
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57
citation_issn
09162135
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/11573
citation_keywords
会話
エラー
訂正
発話援助
scaffolding