集団現象へのセル・オートマトン的アプローチ

石盛, 真徳; 藤澤, 隆史; 小杉, 孝司; 水谷, 聡秀

doi:https://doi.org/10.18910/12051

集団現象へのセル・オートマトン的アプローチ

石盛, 真徳; 藤澤, 隆史; 小杉, 孝司他

対人社会心理学研究, 2002, 2, 111-117

アクセス数:439件（2025-03-14 01:50 集計）

固定URL: https://doi.org/10.18910/12051

閲覧可能ファイル

ファイル	フォーマット	利用条件	サイズ	閲覧回数	利用開始日	説明	information
jjisp02_111	pdf	なし	114 KB	1,538	2012.09.22

論文情報

ファイル出力 EndNote Basic出力 Mendeley出力

タイトル	集団現象へのセル・オートマトン的アプローチ
	Cell automaton approach to group phenomena
	シュウダンゲンショウヘノセルオートマトンテキアプローチ
著者	NRID 1000070340453 1000070340453 著者名石盛, 真徳 ; イシモリ, マサノリ ; Ishimori, Masanori
	NRID 1000090434894 1000090434894 著者名藤澤, 隆史 ; フジサワ, タカシ ; Fujisawa, Takashi
	著者名小杉, 孝司 ; コスギ, コウジ ; Kosugi, Koji
	著者名水谷, 聡秀 ; ミズタニ, サトヒデ ; Mizutani, Satohide
キーワード等	コンピュータ・シミュレーション
	セル・オートマトン
	社会的インパクト理論
	computer simulation
	cell-automaton
	social impact theory
抄録	本研究では、Latané らの社会的インパクト理論の発展過程を手掛かりとして、集団現象の理解にセル・オートマトン的アプローチの果たす役割に関して検討を行った。社会的インパクト理論は、はじめ精神物理学からの直接的なアナロジーに基づき、社会的影響過程に関する一般理論として構築されたが、その後、個人間の社会的影響過程のより動的な側面を強調した、ダイナミック社会的インパクト理論へと発展した。そして、その理論モデルを検証するために２次元セル・オートマトンモデルを用いたシミュレーション実験が行われ、その結果として、個人間の社会的影響過程から、クラスタリングなどの集団レベルの現象が構成され得ることが明らかにされた。またシミュレーション実験で得られた知見は、同調ゲームという実際の人間を被験者として用いた実験によっても確認されるなど、セル・オートマトンアプローチが集団理論の発展に寄与し得ることが示された。
抄録	Our aim in this paper is to examine the utility of cell automaton approach to group phenomena. We therefore consider the developmental process of Latané and his colleagues's social impact theory (SIT). SIT was formulated as a meta theory concerning the process of social influence in analogy with classical psychophysics. Our results show that applying the techniques of cell automaton has developed their theory. Their simulation results of two dimensional cell automata models of dynamic SIT (which is an extension of SIT) illustrated that group level phenomena like regional clustering are constructed from individual cell interactions. The conformity game of Latané, in which subjects are human, verified the results of their computer simulations. Finally, we consider other cell automaton approaches to group phenomena.
出版者	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
出版者	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカタイジンシャカイシンリガクケンキュウシツ
収録物名	対人社会心理学研究
収録物名	Japanese journal of interpersonal and social psychology
巻(号)	2
ページ	111-117
刊行年月	2002
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/12051
DOI	https://doi.org/10.18910/12051
PISSN	13462857
NCID	AA11550166
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	対人社会心理学研究 / 第 2 号

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	対人社会心理学研究. 2002, 2, p. 111-117
DC.title	集団現象へのセル・オートマトン的アプローチ
	Cell automaton approach to group phenomena
	シュウダンゲンショウヘノセルオートマトンテキアプローチ
DC.creator	石盛, 真徳
	イシモリ, マサノリ
	Ishimori, Masanori
	藤澤, 隆史
	フジサワ, タカシ
	Fujisawa, Takashi
	小杉, 孝司
	コスギ, コウジ
	Kosugi, Koji
	水谷, 聡秀
	ミズタニ, サトヒデ
	Mizutani, Satohide
DC.publisher	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
DC.publisher	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカタイジンシャカイシンリガクケンキュウシツ
DC.language' scheme='DCTERMS.RFC1766	日本語
DC.type' scheme='DCTERMS.DCMIType	text
DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2002
DC.subject	コンピュータ・シミュレーション
	セル・オートマトン
	社会的インパクト理論
	computer simulation
	cell-automaton
	social impact theory
DCTERMS.abstract	本研究では、Latané らの社会的インパクト理論の発展過程を手掛かりとして、集団現象の理解にセル・オートマトン的アプローチの果たす役割に関して検討を行った。社会的インパクト理論は、はじめ精神物理学からの直接的なアナロジーに基づき、社会的影響過程に関する一般理論として構築されたが、その後、個人間の社会的影響過程のより動的な側面を強調した、ダイナミック社会的インパクト理論へと発展した。そして、その理論モデルを検証するために２次元セル・オートマトンモデルを用いたシミュレーション実験が行われ、その結果として、個人間の社会的影響過程から、クラスタリングなどの集団レベルの現象が構成され得ることが明らかにされた。またシミュレーション実験で得られた知見は、同調ゲームという実際の人間を被験者として用いた実験によっても確認されるなど、セル・オートマトンアプローチが集団理論の発展に寄与し得ることが示された。
DCTERMS.abstract	Our aim in this paper is to examine the utility of cell automaton approach to group phenomena. We therefore consider the developmental process of Latané and his colleagues's social impact theory (SIT). SIT was formulated as a meta theory concerning the process of social influence in analogy with classical psychophysics. Our results show that applying the techniques of cell automaton has developed their theory. Their simulation results of two dimensional cell automata models of dynamic SIT (which is an extension of SIT) illustrated that group level phenomena like regional clustering are constructed from individual cell interactions. The conformity game of Latané, in which subjects are human, verified the results of their computer simulations. Finally, we consider other cell automaton approaches to group phenomena.
DC.identifier	10.18910/12051
DC.format	12051
citation_title	集団現象へのセル・オートマトン的アプローチ
citation_author	石盛, 真徳
	藤澤, 隆史
	小杉, 孝司
	水谷, 聡秀
citation_publisher	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
citation_language	日本語
citation_date	2002
citation_journal_title	対人社会心理学研究
citation_volume	2
citation_firstpage	111
citation_lastpage	117
citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/12051
citation_doi_detail	10.18910/12051
citation_doi	https://doi.org/10.18910/12051

集団現象へのセル・オートマトン的アプローチ

閲覧可能ファイル

論文情報

論文詳細を表示