関西方言のヤンナとヨナ

松丸, 真大

阪大日本語研究, 2007, 19, 1-15

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タイトル
関西方言のヤンナとヨナ
-yanna' and '-yona' in Kansai Dialect
カンサイ ホウゲン ノ ヤンヨ ト ヨナ
著者
NRID
1000030379218 1000030379218
著者名
松丸, 真大 ; マツマル, ミチオ ; Matsumaru, Michio
キーワード等
関西方言
ヤンナ
ヨナ
確認要求
抄録
本稿では、関西方言で用いられるヤンナとヨナという文末形式の意味・用法の違いを、標準語のよねと対比させる形で考察した。その結果次の点を明かにした。ヨナは名詞型活用の述語と共起できないが、ヤンナにはこのような制限はない。ヨナは知識提示の用法をもたず、ヤンナは行為指示表現に接続する用法や独話用法でもちいにくい。ヤンナ・ヨナの基本的意味はそれぞれ、話し手の中で既に定着している知識・判断について、それを既定事項として提示し聞き手の反応を要求する（ヤンナ）、話し手をとりまく状況や一般通念を土台として推論・判断した事柄について、聞き手の判断との一致をはかる。あるいは、既に共有している事柄について、一般的なこと当然のこととして談話の場に提示する。（ヨナ）、というものであると考えられる。
出版者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ
収録物名
阪大日本語研究
Handai nihongo kenkyu
巻(号)
19
ページ
1-15
刊行年月
2007-02
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/12296
DOI
https://doi.org/10.18910/12296
PISSN
09162135
NCID
AN10106606
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第19号