宗教性の諸次元とその規定因 : キリスト教を事例に

松谷, 満

doi:https://doi.org/10.18910/12475

宗教性の諸次元とその規定因 : キリスト教を事例に

松谷, 満

年報人間科学, 2002, 23-2, 175-192

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ファイル	フォーマット	利用条件	サイズ	閲覧回数	利用開始日	説明	information
ahs23-2_175	pdf	なし	1.03 MB	343	2012.09.22

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タイトル	宗教性の諸次元とその規定因 : キリスト教を事例に
	Dimensions of Religiosity and Social Determinants on Each Dimension : Evidence from [Japanese Christian Survey]
	シュウキョウセイノショジゲントソノキテイインキリストキョウヲジレイニ
著者	NRID 1000030398028 1000030398028 著者名松谷, 満 ; マツタニ, ミツル ; Matsutani, Mitsuru
キーワード等	宗教性の諸次元
	社会的属性
	因子分析
	日本のキリスト教
	宗教的志向性
	dimensions of religiosity
	social demographic characteristics
	factor analysis
	Christianity in Japan
	religious orientation
抄録	本論の目的は、(1)キリスト教信者の宗教性がどのような次元から構成されるのか(2)それらの諸次元と年齢や性別などの社会的属性との関連はどうなっているのかを探ることにある。欧米の研究では宗教性を一次元ではなく多次元で捉えることにより、信者個々人の内的構造をより的確に描き出す試みがおこなわれている。本論はそのような研究を日本での事例に適用する一試論である。本論の分析では日本のキリスト教信者(プロテスタント)についてのデータが用いられている。以下の結果は、このデータの計量的分析によって得られたものである。(1) 「キリスト教調査」について因子分析をおこない、「内発的志向性」「外発的志向性」および「宗教的行動」の三因子が抽出された。「内発的志向性」「と「宗教的行動」には高い相関があったが、「外発的志向性」については関連が見られなかった。(2)これら三因子と社会的属性との関連は、因子ごとにさまざまであった。具体的には、「内発的志向性」は親の宗教および入信時期と「外発的志向性」は年齢および学歴と、そして「宗教的行動」は年齢および入信時期とそれぞれ関連があっだ。以上の結果から、宗教性を多次元的な尺度によって測定することの有効性があらためて確認された。今後は、宗教性の諸次元が社会意識に対してどのような影響を及ぼしているのかを明らかにすることが課題となる。
出版者	大阪大学大学院人間科学研究科社会学・人間学・人類学研究室
	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカシャカイガクニンゲンガクジンルイガクケンキュウシツ
	Sociology, Anthropology and Philosophy, Graduate School of Human Sciences, Osaka University
収録物名	年報人間科学
収録物名	Annals of human sciences
巻(号)	23-2
ページ	175-192
刊行年月	2002
言語	日本語
言語	英語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/12475
DOI	https://doi.org/10.18910/12475
PISSN	02865149
NCID	AN0020011X
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	年報人間科学 / 第23号第2分冊

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	年報人間科学. 2002, 23-2, p. 175-192
DC.title	宗教性の諸次元とその規定因 : キリスト教を事例に
	Dimensions of Religiosity and Social Determinants on Each Dimension : Evidence from [Japanese Christian Survey]
	シュウキョウセイノショジゲントソノキテイインキリストキョウヲジレイニ
DC.creator	松谷, 満
	マツタニ, ミツル
	Matsutani, Mitsuru
DC.publisher	大阪大学大学院人間科学研究科社会学・人間学・人類学研究室
	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカシャカイガクニンゲンガクジンルイガクケンキュウシツ
	Sociology, Anthropology and Philosophy, Graduate School of Human Sciences, Osaka University
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	日本のキリスト教
	宗教的志向性
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	factor analysis
	Christianity in Japan
	religious orientation
DCTERMS.abstract	本論の目的は、(1)キリスト教信者の宗教性がどのような次元から構成されるのか(2)それらの諸次元と年齢や性別などの社会的属性との関連はどうなっているのかを探ることにある。欧米の研究では宗教性を一次元ではなく多次元で捉えることにより、信者個々人の内的構造をより的確に描き出す試みがおこなわれている。本論はそのような研究を日本での事例に適用する一試論である。本論の分析では日本のキリスト教信者(プロテスタント)についてのデータが用いられている。以下の結果は、このデータの計量的分析によって得られたものである。(1) 「キリスト教調査」について因子分析をおこない、「内発的志向性」「外発的志向性」および「宗教的行動」の三因子が抽出された。「内発的志向性」「と「宗教的行動」には高い相関があったが、「外発的志向性」については関連が見られなかった。(2)これら三因子と社会的属性との関連は、因子ごとにさまざまであった。具体的には、「内発的志向性」は親の宗教および入信時期と「外発的志向性」は年齢および学歴と、そして「宗教的行動」は年齢および入信時期とそれぞれ関連があっだ。以上の結果から、宗教性を多次元的な尺度によって測定することの有効性があらためて確認された。今後は、宗教性の諸次元が社会意識に対してどのような影響を及ぼしているのかを明らかにすることが課題となる。
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citation_author	松谷, 満
citation_publisher	大阪大学大学院人間科学研究科社会学・人間学・人類学研究室
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