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2022-08-17
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https://doi.org/10.18910/12552
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aes07-061
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論文情報
タイトル
集合的自尊感情研究の概要
別タイトル
A Review of Studies on Collective Self-Esteem
タイトル (ヨミ)
シュウゴウ テキ ジソンカンジョウ ケンキュウ ノ ガイヨウ
著者
松田, 信樹
松田, 信樹
稲本, 和子
稲本, 和子
小林, 未紀
小林, 未紀
宮西, 智子
宮西, 智子
元好, 理恵
元好, 理恵
福井, 斉
福井, 斉
著者の別表記
Matsuda, Nobuki
Inamoto, Kazuko
Kobayashi, Miki
Miyanishi, Satoko
Motoyoshi, Rie
Fukui, Hitoshi
著者 (ヨミ)
マツダ, ノブキ
イナモト, カズコ
コバヤシ, ミキ
ミヤニシ, サトコ
モトヨシ, リエ
フクイ, ヒトシ
内容
論文
抄録
社会的アイデンティティ理論では、自己概念は個人的アイデンティティと社会的アイデンティティから構成され、人は個人的アイデンティティの肯定性だけではなく社会的アイデンティティの肯定性にも動機づけられると仮定される。よって、集団間状況において人は、肯定的な社会的アイデンティティへの欲求ゆえに外集団より内集団を肯定的に評価すると予測される。肯定的な社会的アイデンティティと集団間差別との関連を集合的自尊感情尺度(LuhIanen&Cr㏄ker,1992)を用いて検討した研究を概観したところ、集合的自尊感情と集団間差別との関連については、一貫した結果が得られていないことが明らかとなった。これは、少なくとも部分的には、集合的自尊感情尺度の抱える問題点に起因すると考察された。集合的自尊感情尺度を改訂するか、あるいは集合的自尊感情の新たな測度を開発する必要があると考えられる。自尊感情(self-esteem、以下SE)は、社会心理学、人格心理学、臨床心理学など心理学の様々な領域において盛んに研究されてきた。一般にSEは自分自身に対する肯定的あるいは否定的態度と定義される(Rosenberg,1965>。しかし、SEを肯定的一否定的という水準からのみ把握するのではなく、様々な次元から概念化することで、それまでの研究では明らかにされなかったSEの心理学的意味を明確にできることが共通の認識となりつつある(例えば、Greenierら,1995;榎本ら,2001)。本稿では、様々な次元から概念化されるSEのうち、集合的自尊感情(collectivese1卜esteem、以下CSE>に焦点を当てる。本稿の目的は、第1にCSEの概念的意味を社会的アイデンティティ理論(socialidentitytheory、以下SIT)の観点から明らかにすることである。第2に、CSEという概念を導入することでSIT研究にどのような進展が見られたのかを明らかにすることである。そのために先行研究を概観する。そして第3に、先行研究の概観によって明らかとなったCSE測度の問題点を指摘し、改善策を提案することである。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
7
開始ページ
61
終了ページ
70
刊行年月
2002-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/12552
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/12552
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.7
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.7 P.61-P.70
DC.title
集合的自尊感情研究の概要
DCTERMS.alternative
A Review of Studies on Collective Self-Esteem
DC.creator
松田, 信樹
稲本, 和子
小林, 未紀
宮西, 智子
元好, 理恵
福井, 斉
DC.creator
Matsuda, Nobuki
Inamoto, Kazuko
Kobayashi, Miki
Miyanishi, Satoko
Motoyoshi, Rie
Fukui, Hitoshi
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2002-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/12552
DC.description
論文
DCTERMS.abstract
社会的アイデンティティ理論では、自己概念は個人的アイデンティティと社会的アイデンティティから構成され、人は個人的アイデンティティの肯定性だけではなく社会的アイデンティティの肯定性にも動機づけられると仮定される。よって、集団間状況において人は、肯定的な社会的アイデンティティへの欲求ゆえに外集団より内集団を肯定的に評価すると予測される。肯定的な社会的アイデンティティと集団間差別との関連を集合的自尊感情尺度(LuhIanen&Cr㏄ker,1992)を用いて検討した研究を概観したところ、集合的自尊感情と集団間差別との関連については、一貫した結果が得られていないことが明らかとなった。これは、少なくとも部分的には、集合的自尊感情尺度の抱える問題点に起因すると考察された。集合的自尊感情尺度を改訂するか、あるいは集合的自尊感情の新たな測度を開発する必要があると考えられる。自尊感情(self-esteem、以下SE)は、社会心理学、人格心理学、臨床心理学など心理学の様々な領域において盛んに研究されてきた。一般にSEは自分自身に対する肯定的あるいは否定的態度と定義される(Rosenberg,1965>。しかし、SEを肯定的一否定的という水準からのみ把握するのではなく、様々な次元から概念化することで、それまでの研究では明らかにされなかったSEの心理学的意味を明確にできることが共通の認識となりつつある(例えば、Greenierら,1995;榎本ら,2001)。本稿では、様々な次元から概念化されるSEのうち、集合的自尊感情(collectivese1卜esteem、以下CSE>に焦点を当てる。本稿の目的は、第1にCSEの概念的意味を社会的アイデンティティ理論(socialidentitytheory、以下SIT)の観点から明らかにすることである。第2に、CSEという概念を導入することでSIT研究にどのような進展が見られたのかを明らかにすることである。そのために先行研究を概観する。そして第3に、先行研究の概観によって明らかとなったCSE測度の問題点を指摘し、改善策を提案することである。
DC.identifier
info:doi/10.18910/12552
citation_title
集合的自尊感情研究の概要
citation_author
松田, 信樹
稲本, 和子
小林, 未紀
宮西, 智子
元好, 理恵
福井, 斉
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
citation_language
日本語
citation_date
2002-03
citation_journal_title
大阪大学教育学年報
citation_volume
7
citation_firstpage
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citation_lastpage
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citation_issn
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citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/12552
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info:doi/10.18910/12552