社会的認知の普遍性と特殊性 : 態度帰属における対応バイアスを例として

外山, みどり

対人社会心理学研究, 2001, 1, 17-24

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タイトル
社会的認知の普遍性と特殊性 : 態度帰属における対応バイアスを例として
On the generality and specificity of social cognition : Taking correspondence bias as an example
シャカイテキ ニンチ ノ フヘンセイ ト トクシュセイ タイドキゾク ニオケル タイオウバイアス ヲ レイトシテ
著者
NRID
1000020132061 1000020132061
著者名
外山, みどり ; トヤマ, ミドリ ; Toyama, Midori
キーワード等
帰属
認知バイアス
個人差
文化差
抄録
社会的認知に関しては、従来、人類に共通して当てはまる一般的で普遍的な認知傾向や法則性を探求する方向で研究が進んできた。しかし、認知の個人差に関する研究は古くからあり、また最近では、文化心理学的な観点から、従来、基本的な認知過程と考えられてきた現象にも、文化による差があるという指摘がなされるようになっている。このような背景を踏まえて、社会的認知のうちで、どの側面が普遍的で、どの部分に個人差・文化差等の特殊性が見られるのかを考察することは有意義だと考えられる。それと同時に、｢差異｣をどのように捉えるべきかも論議する必要がある。本論文では、態度帰属における対応バイアスを材料にして、基本的な認知過程は共通で普遍的であるが、個々の原因の重要性、暗黙の因果理論、状況要因への感受性などの点で個人差や文化差が生じる可能性があることを論じる。
出版者
大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ タイジン シャカイ シンリガク ケンキュウシツ
収録物名
対人社会心理学研究
Japanese journal of interpersonal and social psychology
巻(号)
1
ページ
17-24
刊行年月
2001
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/12609
DOI
https://doi.org/10.18910/12609
PISSN
13462857
NCID
AA11550166
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
対人社会心理学研究 / 第 1 号