テクニカルレポート

ディスカッション／ワーキング・ペーパー

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Discussion Papers In Economics And Business. 2010, 09-32-Rev.

Graduate School of Economics and Osaka School of International Public Policy (OSIPP), Osaka University

日本語

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2010-01

http://www2.econ.osaka-u.ac.jp/library/global/dp/0932R.pdf

* Revised: 青森県南津軽郡竹舘林檎生産購買販売信用組合の販売事業:組合・組合員・指定問屋の協力関係の構築, 1907年～1910年代を中心に [09-32, 2009]

無限責任竹館林檎生産購買販売信用組合は,1907 年に青森県南津軽郡に設立された産業組合である。本稿は,ブランドを確立した竹館組合の生産・販売事業に注目し,組合が組合員の協力を得て高品質な商品を安定的に供給する体制を構築し,大都市の指定問屋と長期的な取引関係を結びながら商品取引で主導権を握っていく過程を,中央卸売市場法が施行される以前の取引制度と関連づけて示すことを目的とした。分析からは以下のことが明らかになった。(1)組合は,消費地問屋による買付,相対・掛売取引の慣習があるなかで,信用高く有力な指定問屋と長期的取引を行うことを戦略とした。またその関係は,組合が全国的に脚光を浴び,模範組合として有名になるなかで組合主導のものに転じていった。(2)組合は,高品質な林檎を多産し,商標・等級別に出荷する体制づくりを進めた。そうした組合の方針に反して組合員は,劣等品の生産,抜売に走った。それに対して組合は,彼らの生産活動を多面的に支援すると同時に,販売面では組合員の主体性を認め,彼らの希望を参酌した意思決定を重ねることによって,組合員との結束を固めていった。

13720

青森林檎の生産と流通 : 南津軽郡竹館産業組合，1907年～1920年代前半の事例

白井, 泉

Graduate School of Economics and Osaka School of International Public Policy (OSIPP), Osaka University

日本語

2010-01

Discussion Papers In Economics And Business

09-32-Rev.

https://hdl.handle.net/11094/13720

http://www2.econ.osaka-u.ac.jp/library/global/dp/0932R.pdf