テクニカルレポート

ディスカッション／ワーキング・ペーパー

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大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー. 2009, 2009-1, p. 1-11

中国語

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2009-02-25

大阪大學中國文化論壇 討論文件

鄭州は平漢・隴海の2 大鉄道幹線の結節点として，中原における近代交通ネットワークの中心的位置にある。交通における優位は，閉鎖的で遅れた鄭州の都市発展の契機となり駆動力となった。本稿の目的は，近代鄭州の都市化過程と鉄道の相互関係をミクロ的に検討することにある。本稿は，1905 年から1937 年において，鄭州が鉄道によっていかにして商工業の初歩的発展や交通運輸業の繁栄，都市人口の増加，都市空間の拡大をなしとげたのかを考察する。第1 に，鄭州の商工業は鉄道によって発展した。それは鉄道によって特徴づけられ，商品貿易は日に日に盛んになった。第2 に，交通ネットワークの結節点において，交易は中継市場の繁栄をもたらし，原綿の輸送と販売は鄭州の運輸業のかなめとなった。第3 に，鉄道は鄭州に都市人口を集中させ，鉄道駅周辺は都市生活の新たな中心となった。都市空間は鉄道沿線に放射線状に延び，その空間的配置はこのことによって変容した。

13724

铁路与近代郑州城市的兴起(1905-1937)

大阪大学中国文化フォーラム

中国語

2009-02-25

大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー

2009-1

1

11

https://hdl.handle.net/11094/13724