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dp2010-7maruta
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論文情報
タイトル
内战时期冀鲁豫区的群众动员和政治等级
別タイトル
内戦期における冀魯豫区の民衆動員と政治等級
Mass Mobilization and Political Grade in JiLuYu District
タイトル (ヨミ)
ナイセンキ ニ オケル キロヨヘンク ノ ミンシュウ ドウイン ト セイジ トウキュウ
著者
李, 成浩
李, 成浩
丸田, 孝志
丸田, 孝志
著者の別表記
Maruta, Takashi
Li, Chenghao
著者 (ヨミ)
マルタ,タカシ
内容
大阪大學中國文化論壇 討論文件
Discussion Papers in Contemporary China Studies, Osaka University Forum on China
原著:丸田, 孝志
訳:李, 成浩
抄録
小論は、抗日戦争以来、諸勢力の争奪の対象となった極めて不安定な根拠地である冀魯豫区(晋冀魯豫辺区の東南部分)を対象とし、転変する政治・軍事情勢と社会の流動性に対応した政治等級区分と大衆動員の特徴を考察した。内戦勝利に至るまでの政治情況の変化に伴い、中共の政策方針は転変を繰り返し、中共が打倒を目指す敵や同盟者の範囲もこれに伴い伸縮した。政治態度を基礎とした政治等級区分は、このような情況下、運用された。中共の大衆路線は、下層大衆を積極分子・党員・幹部として登用する指向を一貫して維持しており、運動の度に社会に流動性を与えていた。負の等級区分では、恣意的なレッテル貼りが横行し、没落の可変性は常時人々に示されていた。政治等級区分には、恣意性と不安定さが付きまとう一方で、左傾政策の時期から政策転換期まで、厳格な区分の中に一定の流動性を許容することで、人々に忠誠を迫る特徴が維持されていた。本来的に弱い村落の保護機能が、内戦の混乱で更に低減するに伴い、任意の組織に保護を求める民衆の行動は過激なものとなった。郷約の形態を踏襲する不安定な規範の確認が盟誓の形で行われ、大参党運動の盛り上がりや会党組織の勃興を支えていた。一方で中共は十数年来の闘争を経て、社会を動員する党組織を区から村へと浸透させつつあり、自治能力の弱い村落を代替して民衆を動員し、社会を変革する力を持つに至っていた。
公開者
大阪大学中国文化フォーラム
公開者の別表記
Osaka University Forum on China
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク チュウゴク ブンカ フォーラム
掲載誌名
大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー
巻
2010-7
開始ページ
1
終了ページ
10
刊行年月
2010-03-10
URL
http://hdl.handle.net/11094/13879
言語
中国語
カテゴリ
ディスカッション/ワーキング・ペーパー DP/WP
大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
テクニカルレポート
ローカル資源タイプ
ディスカッション/ワーキング・ペーパー
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー.2010-7 P.1-P.10
DC.title
内战时期冀鲁豫区的群众动员和政治等级
DCTERMS.alternative
内戦期における冀魯豫区の民衆動員と政治等級
Mass Mobilization and Political Grade in JiLuYu District
DC.creator
李, 成浩
丸田, 孝志
DC.creator
Maruta, Takashi
Li, Chenghao
DC.publisher
大阪大学中国文化フォーラム
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
中国語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2010-03-10
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/13879
DC.description
大阪大學中國文化論壇 討論文件
Discussion Papers in Contemporary China Studies, Osaka University Forum on China
原著:丸田, 孝志
訳:李, 成浩
DCTERMS.abstract
小論は、抗日戦争以来、諸勢力の争奪の対象となった極めて不安定な根拠地である冀魯豫区(晋冀魯豫辺区の東南部分)を対象とし、転変する政治・軍事情勢と社会の流動性に対応した政治等級区分と大衆動員の特徴を考察した。内戦勝利に至るまでの政治情況の変化に伴い、中共の政策方針は転変を繰り返し、中共が打倒を目指す敵や同盟者の範囲もこれに伴い伸縮した。政治態度を基礎とした政治等級区分は、このような情況下、運用された。中共の大衆路線は、下層大衆を積極分子・党員・幹部として登用する指向を一貫して維持しており、運動の度に社会に流動性を与えていた。負の等級区分では、恣意的なレッテル貼りが横行し、没落の可変性は常時人々に示されていた。政治等級区分には、恣意性と不安定さが付きまとう一方で、左傾政策の時期から政策転換期まで、厳格な区分の中に一定の流動性を許容することで、人々に忠誠を迫る特徴が維持されていた。本来的に弱い村落の保護機能が、内戦の混乱で更に低減するに伴い、任意の組織に保護を求める民衆の行動は過激なものとなった。郷約の形態を踏襲する不安定な規範の確認が盟誓の形で行われ、大参党運動の盛り上がりや会党組織の勃興を支えていた。一方で中共は十数年来の闘争を経て、社会を動員する党組織を区から村へと浸透させつつあり、自治能力の弱い村落を代替して民衆を動員し、社会を変革する力を持つに至っていた。
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内战时期冀鲁豫区的群众动员和政治等级
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李, 成浩
丸田, 孝志
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大阪大学中国文化フォーラム
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中国語
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2010-03-10
citation_journal_title
大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー
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