青森県弘前市方言の確認要求表現

松丸, 真大

阪大社会言語学研究ノート, 2004, 6, 156-169

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sln06-156 pdf なし 1.08 MB 562 2012.11.26  

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タイトル
青森県弘前市方言の確認要求表現
アオモリケン　ヒロサキシ　ホウゲン　ノ　カクニン　ヨウキュウ　ヒョウゲン
著者
NRID
1000030379218 1000030379218
著者名
松丸, 真大 ; マツマル, ミチオ ; Matsumaru, Michio
キーワード等
弘前市方言
確認要求表現
バ
ッキャ
デネー
抄録
本稿では、青森県弘前市方言の若年層話者に用いられる確認要求表現のうち、標準語のデハナイカに相当するものをとりあげ、考察を行った。その結果、以下の点が明らかになった。(a)パ・ッキャは<ではないかI類>に相当し、《聞き手誘導型》の確認要求を表す。デネ一+文末詞は<ではないかⅡ類>に相当し、《聞き手依存型》の確認要求を表す(b)パ・ツキャは同じ《聞き手誘導型》の確認要求を表すが、以下の点で異なる。(b-1)バッキャは独り言、個人的な見解を述べる場合に用いられない(b-2)バは年上に対して用いにくい(b-3) 両者共に「ね」相当の文末詞と共起するが、ッキャは加えて「よ」相当の文末詞とも共起する(c)(b)からッキャは情報を「共有すべきもの」あるいは「共有したもの」として提示し聞き手に確認を求めるのに対して、バは「話し手の認識と現実の状況がそぐわない状況で、話し手の認識を提示する」という意味をもつと考えられる。
出版者
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガク ケンキュウカ シャカイ ゲンゴガク ケンキュウシツ
収録物名
阪大社会言語学研究ノート
巻(号)
6
ページ
156-169
刊行年月
2004-03
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/23221
DOI
https://doi.org/10.18910/23221
NCID
AA11555159
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大社会言語学研究ノート / 第6号