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https://doi.org/10.18910/23223
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sln09-066
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論文情報
タイトル
第二言語としての日本語の終助詞習得研究の展望
タイトル (ヨミ)
ダイニ ゲンゴ トシテ ノ ニホンゴ ノ シュウジョシ シュウトク ケンキュウ ノ テンボウ
著者
白岩, 広行
白岩, 広行
著者 (ヨミ)
シライワ, ヒロユキ
抄録
本稿では、第二言語としての日本語の終助詞習得研究について、母語としての習得の事例をふまえたうえで(2節)、これまでの研究の整理と展望をおこなった。これまでの研究の展開としては、90 年代以降、ネ・ノダの習得研究がいくつか進められており、2000年代に入ってからヨなどの他の終助詞についても視点が向けられるようになっている(3節)。それらの研究の結果、ネについては、a)他の文法項目よりも習得が遅れること(ただし、自然習得の場合はむしろ早く習得される)、b)「そうですね」というチャンクの形から使用が始まること、c)習得にあたって個人差が大きいことなどが明らかになっている(4.1 節)。また、ヨについては、「反論」の形式として人間関係にマイナスと判断され、ネより使用が少なくなりがちであることがわかっている(4.2 節)。ノダについては、「説明」あるいは「のですが」という形での「前置き」の用法が習得されやすい傾向にある(4.3節)。また、文末表現全体を包括的に分析すると、習得順序に一定の規則性があることが示唆される(4.5節)。今後の展望としては、4節の記述にあわせた形で、ネについての議論(5.1節)、ネ以外の終助詞を記述する必要性(5.2節)、終助詞全般の包括的な記述の必要性(5.3節)の順に整理した後、調査方法(5.4節)およびイントネーションとの関わり(5.5節)についても議論をおこなった。
公開者
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガク ケンキュウカ シャカイ ゲンゴガク ケンキュウシツ
掲載誌名
阪大社会言語学研究ノート
巻
9
開始ページ
66
終了ページ
95
刊行年月
2011-01
NCID
AA11555159
URL
http://hdl.handle.net/11094/23223
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/23223
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大社会言語学研究ノート / 第9号
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大社会言語学研究ノート.9 P.66-P.95
DC.title
第二言語としての日本語の終助詞習得研究の展望
DC.creator
白岩, 広行
DC.publisher
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2011-01
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/23223
DCTERMS.abstract
本稿では、第二言語としての日本語の終助詞習得研究について、母語としての習得の事例をふまえたうえで(2節)、これまでの研究の整理と展望をおこなった。これまでの研究の展開としては、90 年代以降、ネ・ノダの習得研究がいくつか進められており、2000年代に入ってからヨなどの他の終助詞についても視点が向けられるようになっている(3節)。それらの研究の結果、ネについては、a)他の文法項目よりも習得が遅れること(ただし、自然習得の場合はむしろ早く習得される)、b)「そうですね」というチャンクの形から使用が始まること、c)習得にあたって個人差が大きいことなどが明らかになっている(4.1 節)。また、ヨについては、「反論」の形式として人間関係にマイナスと判断され、ネより使用が少なくなりがちであることがわかっている(4.2 節)。ノダについては、「説明」あるいは「のですが」という形での「前置き」の用法が習得されやすい傾向にある(4.3節)。また、文末表現全体を包括的に分析すると、習得順序に一定の規則性があることが示唆される(4.5節)。今後の展望としては、4節の記述にあわせた形で、ネについての議論(5.1節)、ネ以外の終助詞を記述する必要性(5.2節)、終助詞全般の包括的な記述の必要性(5.3節)の順に整理した後、調査方法(5.4節)およびイントネーションとの関わり(5.5節)についても議論をおこなった。
DC.identifier
info:doi/10.18910/23223
citation_title
第二言語としての日本語の終助詞習得研究の展望
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白岩, 広行
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大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
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citation_volume
9
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citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/23223
citation_doi
info:doi/10.18910/23223