ようこそ ゲスト さん
雑誌ブラウズ
雑誌 全て
大阪大学 刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
博士論文のみをさがす
このアイテムのアクセス数:
297
件
(
2021-01-20
06:38 集計
)
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:
https://doi.org/10.18910/23225
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/11094/23225
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
sln10-078
pdf
166 KB
334
論文情報
タイトル
山形市方言の文末詞ヤ : ヨと対比して
タイトル (ヨミ)
ヤマガタシ ホウゲン ノ ブンマツシ ヤ ヨ ト タイヒシテ
著者
渋谷, 勝己
渋谷, 勝己
著者の別表記
Shibuya, Katsumi
著者 (ヨミ)
シブヤ, カツミ
キーワード等
山形市方言
疑問文
ヤ
情報のズレ
抄録
本稿では,疑問文に後接する山形市方言の文末詞ヤを取り上げて,ヨと比較しながら,その分布や意味・用法を記述する。記述の内容をまとめると,次のようになる。(a)文末詞ヤは,Yes-No 疑問文,WH 疑問文,確認要求文に後接する。他の文タイプでは用いられない(2 節)。(b)ヤは,Yes-No 疑問文には必ずガを介して後接するという制約があるほかは,さまざまなタイプの疑問文や疑問句に後接する。一方,ヨについては,ノで終わるWH 疑問文には後接しないなどの制約がある(3 節)。(c)Yes-No 疑問文の場合,文末詞ヤとヨは発話のなかでたがいに類似する機能を果たし,入れ替えても意味はほとんど変わらないが,文末詞ヤは「話し手は,会話の相手に,命題の内容を十分に確認することを促す」といったことを表し,文末詞ヨは「話し手は相手に,話し手の情報が正しいものとして,相手の情報(命題内容)を差し戻し,その再確認/修正を促す」といった,相手の情報を否定する度合いが高い形式であると考えることができる(4 節)。
公開者
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガク ケンキュウカ シャカイ ゲンゴガク ケンキュウシツ
掲載誌名
阪大社会言語学研究ノート
巻
10
開始ページ
78
終了ページ
88
刊行年月
2012-03
NCID
AA11555159
URL
http://hdl.handle.net/11094/23225
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/23225
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大社会言語学研究ノート / 第10号
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大社会言語学研究ノート.10 P.78-P.88
DC.title
山形市方言の文末詞ヤ : ヨと対比して
DC.creator
渋谷, 勝己
DC.creator
Shibuya, Katsumi
DC.publisher
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2012-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/23225
DC.subject
山形市方言
疑問文
ヤ
情報のズレ
DCTERMS.abstract
本稿では,疑問文に後接する山形市方言の文末詞ヤを取り上げて,ヨと比較しながら,その分布や意味・用法を記述する。記述の内容をまとめると,次のようになる。(a)文末詞ヤは,Yes-No 疑問文,WH 疑問文,確認要求文に後接する。他の文タイプでは用いられない(2 節)。(b)ヤは,Yes-No 疑問文には必ずガを介して後接するという制約があるほかは,さまざまなタイプの疑問文や疑問句に後接する。一方,ヨについては,ノで終わるWH 疑問文には後接しないなどの制約がある(3 節)。(c)Yes-No 疑問文の場合,文末詞ヤとヨは発話のなかでたがいに類似する機能を果たし,入れ替えても意味はほとんど変わらないが,文末詞ヤは「話し手は,会話の相手に,命題の内容を十分に確認することを促す」といったことを表し,文末詞ヨは「話し手は相手に,話し手の情報が正しいものとして,相手の情報(命題内容)を差し戻し,その再確認/修正を促す」といった,相手の情報を否定する度合いが高い形式であると考えることができる(4 節)。
DC.identifier
info:doi/10.18910/23225
citation_title
山形市方言の文末詞ヤ : ヨと対比して
citation_author
渋谷, 勝己
citation_publisher
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
citation_language
日本語
citation_date
2012-03
citation_journal_title
阪大社会言語学研究ノート
citation_volume
10
citation_firstpage
78
citation_lastpage
88
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/23225
citation_keywords
山形市方言
疑問文
ヤ
情報のズレ
citation_doi
info:doi/10.18910/23225