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2022-05-18
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https://doi.org/10.18910/23229
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sln07-051
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論文情報
タイトル
山形市方言のモダリティ形式「ッダ」
タイトル (ヨミ)
ヤマガタシ ホウゲン ノ モダリティ ケイシキ ッダ
著者
渋谷, 勝己
渋谷, 勝己
著者の別表記
Shibuya, Katsumi
著者 (ヨミ)
シブヤ, カツミ
キーワード等
ッダ
モダリティ
自明性
聞き手目当て
抄録
本稿では、山形市方言のッダを取り上げて、その形式・意味・機能的な特徴を以下のように特徴づける。(a)形式的特徴と分布(a-1)ッダは不変化詞であり、つねに促音を伴う(2.1 )。(a・2)ッダは平叙文にのみ後接し、平叙文であれば述語の種類(動詞述語・形容詞述語等)は問わない(2.2.1) 。(a・3)前接形式には、蓋然性を表すモダリティ形式(ガモスンネ)や過去のケなどがある。後接形式としてはナとズがあり、主文末ではこの2 形式のいずれかと必ず共起して用いられる。ッダが単独で用いられることはない(2.2.2)。(a-4)ッダは、主文末のほか、従属節のうちス節のなかで用いられる(2.2.3) 。(b)用法(b・1)ッダは、「話し手は、ある根拠や確信・信念に基づいて、ある行動や状態が生起する/したのは自明のこと、当然のことであると考えている」といったことを表す(3.1)。(b・2)「 自明性」 といった意味と連動して、ッダは、当為表現や理由節を伴うことが多い(3.2) 。(b・3)またッダは、一定の条件のもとで、語用論的に、自身の行動の正当性の主張、聞き手にたいする非難や説得などを表すことがある(3.3) 。(b・4)ッダには聞き手目当て性がある(3 .4)。(b・5)ッダは、論理的推論が行われないという点で、ハズダと用法を異にする(3 .5)。
公開者
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガク ケンキュウカ シャカイ ゲンゴガク ケンキュウシツ
掲載誌名
阪大社会言語学研究ノート
巻
7
開始ページ
51
終了ページ
61
刊行年月
2005-03
NCID
AA11555159
URL
http://hdl.handle.net/11094/23229
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/23229
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大社会言語学研究ノート / 第7号
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大社会言語学研究ノート.7 P.51-P.61
DC.title
山形市方言のモダリティ形式「ッダ」
DC.creator
渋谷, 勝己
DC.creator
Shibuya, Katsumi
DC.publisher
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2005-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/23229
DC.subject
ッダ
モダリティ
自明性
聞き手目当て
DCTERMS.abstract
本稿では、山形市方言のッダを取り上げて、その形式・意味・機能的な特徴を以下のように特徴づける。(a)形式的特徴と分布(a-1)ッダは不変化詞であり、つねに促音を伴う(2.1 )。(a・2)ッダは平叙文にのみ後接し、平叙文であれば述語の種類(動詞述語・形容詞述語等)は問わない(2.2.1) 。(a・3)前接形式には、蓋然性を表すモダリティ形式(ガモスンネ)や過去のケなどがある。後接形式としてはナとズがあり、主文末ではこの2 形式のいずれかと必ず共起して用いられる。ッダが単独で用いられることはない(2.2.2)。(a-4)ッダは、主文末のほか、従属節のうちス節のなかで用いられる(2.2.3) 。(b)用法(b・1)ッダは、「話し手は、ある根拠や確信・信念に基づいて、ある行動や状態が生起する/したのは自明のこと、当然のことであると考えている」といったことを表す(3.1)。(b・2)「 自明性」 といった意味と連動して、ッダは、当為表現や理由節を伴うことが多い(3.2) 。(b・3)またッダは、一定の条件のもとで、語用論的に、自身の行動の正当性の主張、聞き手にたいする非難や説得などを表すことがある(3.3) 。(b・4)ッダには聞き手目当て性がある(3 .4)。(b・5)ッダは、論理的推論が行われないという点で、ハズダと用法を異にする(3 .5)。
DC.identifier
info:doi/10.18910/23229
citation_title
山形市方言のモダリティ形式「ッダ」
citation_author
渋谷, 勝己
citation_publisher
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
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日本語
citation_date
2005-03
citation_journal_title
阪大社会言語学研究ノート
citation_volume
7
citation_firstpage
51
citation_lastpage
61
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/23229
citation_keywords
ッダ
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聞き手目当て
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info:doi/10.18910/23229