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2021-01-21
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https://doi.org/10.18910/23233
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sln09-055
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697
論文情報
タイトル
福岡市若年層方言のッテ : 標準語の「って」と対比して
タイトル (ヨミ)
フクオカシ ジャクネンソウ ホウゲン ノ ッテ ヒョウジュンゴ ノ ッテ ト タイヒシテ
著者
平塚, 雄亮
平塚, 雄亮
著者の別表記
Hiratsuka, Yusuke
著者 (ヨミ)
ヒラツカ, ユウスケ
キーワード等
福岡市若年層方言
ッテ
引用
伝聞
ノダ文
抄録
本稿では、福岡市若年層方言における引用や伝聞などを表すッテについて、標準語の「って」と対比しながら記述を行った。その結果明らかになったのは、以下の3点である。(a) ッテは伝聞の用法においては、ト(標準語のノダに相当する)に接続することはできない。文末詞はヨ・ネ・ゼ・サが共起できる(引用・伝聞の場合)。(b)ッテの基本的な用法は、襟準語の「って」と同じく引用と伝聞である。また、話し手との知識・認識のずれを明示する用法がある。ノダ文に接続するッテは文末詞的な用法をもち、ッテが接続した文が「一連の発話のうち、話し手の最も伝えたいことである」ことをマークする。また、「そうトッテ」という表現は、「開き手の認識との一致」を表す。(c)ノダ文に接続するッテの用法(最も伝えたいことをマークする)は、話し手をの知識・認識のずれを明示する用法が拡張したものであると考えられる。また、伝聞には非ノダ文を、最も伝えたいことをマークする用法にはノダ文を用いるという明晰化の働きも見られる。
公開者
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガク ケンキュウカ シャカイ ゲンゴガク ケンキュウシツ
掲載誌名
阪大社会言語学研究ノート
巻
9
開始ページ
55
終了ページ
65
刊行年月
2011-01
NCID
AA11555159
URL
http://hdl.handle.net/11094/23233
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/23233
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大社会言語学研究ノート / 第9号
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大社会言語学研究ノート.9 P.55-P.65
DC.title
福岡市若年層方言のッテ : 標準語の「って」と対比して
DC.creator
平塚, 雄亮
DC.creator
Hiratsuka, Yusuke
DC.publisher
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2011-01
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/23233
DC.subject
福岡市若年層方言
ッテ
引用
伝聞
ノダ文
DCTERMS.abstract
本稿では、福岡市若年層方言における引用や伝聞などを表すッテについて、標準語の「って」と対比しながら記述を行った。その結果明らかになったのは、以下の3点である。(a) ッテは伝聞の用法においては、ト(標準語のノダに相当する)に接続することはできない。文末詞はヨ・ネ・ゼ・サが共起できる(引用・伝聞の場合)。(b)ッテの基本的な用法は、襟準語の「って」と同じく引用と伝聞である。また、話し手との知識・認識のずれを明示する用法がある。ノダ文に接続するッテは文末詞的な用法をもち、ッテが接続した文が「一連の発話のうち、話し手の最も伝えたいことである」ことをマークする。また、「そうトッテ」という表現は、「開き手の認識との一致」を表す。(c)ノダ文に接続するッテの用法(最も伝えたいことをマークする)は、話し手をの知識・認識のずれを明示する用法が拡張したものであると考えられる。また、伝聞には非ノダ文を、最も伝えたいことをマークする用法にはノダ文を用いるという明晰化の働きも見られる。
DC.identifier
info:doi/10.18910/23233
citation_title
福岡市若年層方言のッテ : 標準語の「って」と対比して
citation_author
平塚, 雄亮
citation_publisher
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
citation_language
日本語
citation_date
2011-01
citation_journal_title
阪大社会言語学研究ノート
citation_volume
9
citation_firstpage
55
citation_lastpage
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citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/23233
citation_keywords
福岡市若年層方言
ッテ
引用
伝聞
ノダ文
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info:doi/10.18910/23233