Erasmus Darwin’s Quasi-Environmentalism : Teleology and Moral Agency in The Temple of Nature

Koguchi, Ichiro

言語文化研究, 2013, 39, 197-219

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slc_39-197 pdf なし 1.60 MB 483 2013.04.17  

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タイトル
Erasmus Darwin’s Quasi-Environmentalism : Teleology and Moral Agency in The Temple of Nature
エラズマス・ダーウィンの疑似的環境主義 : 『自然の神殿』における目的論的傾向と道徳的行為者の観点から
エラズマス ダーウィン　ノ　ギジテキ　カンキョウ　シュギ　シゼン　ノ　シンデン　ニオケル　モクテキロンテキ　ケイコウ　ト　ドウトクテキ　コウイシャ　ノ　シテン　カラ
著者
NRID
1000070205368 1000070205368
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Scopus Author ID
57193669175 57193669175
著者名
Koguchi, Ichiro ; コグチ, イチロウ ; 小口, 一郎
キーワード等
environmentalism
moral agent
teleology
抄録
Erasmus Darwin（1731-1802）の自然・生物観には環境論的な要素が見られる。この要素は特に最晩年の詩The Temple of Nature（1803）が扱う生物進化論において顕著である。しかしこうした環境論的意識があるにもかかわらず，『自然の神殿』には自然破壊についての懸念や環境保護への明確な姿勢は見られない。また環境意識に深く関係する問題であり，18 世紀に興隆を見せていた動物愛護の潮流についてもダーウィンはほぼ沈黙守っている。環境論的要素を示しながらも，本格的な展開に至ることのないダーウィンの思想を，本論文は「疑似的環境思想」と定義する。そして彼の環境思想が「疑似」段階にとどまった要因を，生物進化という「目的論」的な大きな物語と，この物語の中で顕在化する「道徳的行為者」の問題に求める。
出版者
大阪大学大学院言語文化研究科
オオサカ ダイガク ダイガクイン ゲンゴ ブンカ ケンキュウカ
Graduate School of Language and Culture, Osaka University
収録物名
言語文化研究
Studies in language and culture
巻(号)
39
ページ
197-219
刊行年月
2013-03-31
言語
英語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/24695
DOI
https://doi.org/10.18910/24695
PISSN
03874478
NCID
AN00077727
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
言語文化研究 / 第39巻（2013）