年金制度改正と老後不安 : 家計のミクロデータによる分析

小川, 一夫; 関田, 静香

Institute of Social and Economic Research Discussion Papers, 2013, 872

アクセス数:195件（2025-05-09 19:26 集計）

固定URL: https://hdl.handle.net/11094/24925

論文情報

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タイトル
年金制度改正と老後不安 : 家計のミクロデータによる分析
Reform of Public Pension System and Anxiety after Retirement : An Econometric Analysis of Household Micro Data
ネンキン　セイド　カイカク　ト　ロウゴ　フアン　カケイ　ノ　ミクロ　データ　ニヨル　ブンセキ
著者
NRID
1000090160746 1000090160746
著者名
小川, 一夫 ; オガワ, カズオ ; Ogawa, Kazuo
NRID
1000030583067 1000030583067
著者名
関田, 静香 ; セキタ, シズカ ; Sekita , Shizuka
キーワード等
公的年金
制度改正
混合ロジットモデル
老後の暮らし
抄録
本稿は、金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査』の個票データに基づいて、公的年金制度の改正に対する家計の主観的な反応を定量的に分析したものである。この調査では、老後の暮らしについて経済的に不安を抱いているか否かを尋ねており、その理由として年金制度に対する主観的評価の情報も含まれている。この質問項目に着目し、1984 年から2008 年までのクロスセクションデータをプールして、年金制度の改正を家計がどのように評価したのか、定量的な分析を行った。混合ロジットモデルによる分析結果によれば、1985 年改正が老後の暮らしへ及ぼす効果については評価が分かれた。また、1989 年、2004 年改正は、勤労者世帯を中心に、年金が十分ではないから老後の暮らしを心配する家計の割合を有意に低下させたものの、1994 年と2000 年の改正に対しては、30 歳代、40歳代の勤労者世帯を中心に、年金が老後の生活を維持していくには十分ではないという認識が高まり、老後の暮らしへの不安が募ったことがわかった。
出版者
The Institute of Social and Economic Research, Osaka University
収録物名
Institute of Social and Economic Research Discussion Papers
巻(号)
872
刊行年月
2013-05
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/24925
関連情報 (references)
URI
https://www.iser.osaka-u.ac.jp/static/resources/docs/dp/2013/DP0872.pdf
アクセス権
metadata only access
カテゴリ
ディスカッション／ワーキング・ペーパー DP/WP
Institute of Social and Economic Research Discussion Papers