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2022-05-25
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https://doi.org/10.18910/25900
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ahs26_177
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論文情報
タイトル
マヤの織物の民族誌 : 非西洋の造形表現とその表象について
別タイトル
Textil Maya : Una reflexión sobre las obras artesanales no occidentales y el proceso de sus representaciones
タイトル (ヨミ)
マヤ ノ オリモノ ノ ミンゾクシ ヒセイヨウ ノ ゾウケイ ヒョウゲン ト ソノ ヒョウショウ ニツイテ
著者
熊谷, 高秋
熊谷, 高秋
著者の別表記
Kumagai, Takaaki
著者 (ヨミ)
クマガイ, タカアキ
キーワード等
マヤの織物
チアパス
伝統文化
芸術
非西洋の造形表現
Textil Maya
Chiapas
Cultura Tradicional
Arte
Obras Artesanales no Occidentales
抄録
本稿では、メキシコ南部において生産されるマヤの織物を事例としつつ、非西洋の造形表現がトランスナショナルなレベルにおいて表象されるプロセスを考察する。チアパス州のインディへナ共同体において、女性たちの手によって織られる織物は、1970年代以降、観光産業の展開など、外部との関係性のもとでその表象を変化させてきた。とくに知られた例としては、天然染めや縫取織りといった「伝統」的な技術を復興させる一方、その結果完成した織物を「アート」として展示・販売する織物組合「スナホロビル」のプロジェクトがある。スナホロビルのプロジェクトは商業的にも成功し、かつ伝統文化の復興に寄与したとして、メキシコ国内外で高い評価を得ている。また1986年にはメキシコシティのルフィーノ・タマヨ美術館で開催された「メキシコの織物」展は、マヤを含むメキシコ先住民の織物を民族誌資料としてではなく、アートとして展示する、初の試みであった。これらのプロセスのなかで興味深いのは、織物をめぐる言説における、「ローカルな伝統」と「ユニバーサルな芸術」という、本来は相容れない2つのカテゴリーの共存である。本稿の最終章では、このような非西洋の造形表現が、民族誌的調査/記述の対象となるとき、そこで生じる視野狭窄についても指摘したい。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科 社会学・人間学・人類学研究室
公開者の別表記
SOCIOLOGY, ANTHROPOLOGY, AND PHILOSOPHY Graduate School of Human Sciences OSAKA UNIVERSITY
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ シャカイガク ニンゲンガク ジンルイガク ケンキュウシツ
掲載誌名
年報人間科学
巻
26
開始ページ
177
終了ページ
198
刊行年月
2005-03-31
ISSN
02865149
NCID
AN0020011X
URL
http://hdl.handle.net/11094/25900
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/25900
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
年報人間科学 / 第26号
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
年報人間科学.26 P.177-P.198
DC.title
マヤの織物の民族誌 : 非西洋の造形表現とその表象について
DCTERMS.alternative
Textil Maya : Una reflexión sobre las obras artesanales no occidentales y el proceso de sus representaciones
DC.creator
熊谷, 高秋
DC.creator
Kumagai, Takaaki
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科 社会学・人間学・人類学研究室
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2005-03-31
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/25900
DC.subject
マヤの織物
チアパス
伝統文化
芸術
非西洋の造形表現
Textil Maya
Chiapas
Cultura Tradicional
Arte
Obras Artesanales no Occidentales
DCTERMS.abstract
本稿では、メキシコ南部において生産されるマヤの織物を事例としつつ、非西洋の造形表現がトランスナショナルなレベルにおいて表象されるプロセスを考察する。チアパス州のインディへナ共同体において、女性たちの手によって織られる織物は、1970年代以降、観光産業の展開など、外部との関係性のもとでその表象を変化させてきた。とくに知られた例としては、天然染めや縫取織りといった「伝統」的な技術を復興させる一方、その結果完成した織物を「アート」として展示・販売する織物組合「スナホロビル」のプロジェクトがある。スナホロビルのプロジェクトは商業的にも成功し、かつ伝統文化の復興に寄与したとして、メキシコ国内外で高い評価を得ている。また1986年にはメキシコシティのルフィーノ・タマヨ美術館で開催された「メキシコの織物」展は、マヤを含むメキシコ先住民の織物を民族誌資料としてではなく、アートとして展示する、初の試みであった。これらのプロセスのなかで興味深いのは、織物をめぐる言説における、「ローカルな伝統」と「ユニバーサルな芸術」という、本来は相容れない2つのカテゴリーの共存である。本稿の最終章では、このような非西洋の造形表現が、民族誌的調査/記述の対象となるとき、そこで生じる視野狭窄についても指摘したい。
DC.identifier
info:doi/10.18910/25900
citation_title
マヤの織物の民族誌 : 非西洋の造形表現とその表象について
citation_author
熊谷, 高秋
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科 社会学・人間学・人類学研究室
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日本語
citation_date
2005-03-31
citation_journal_title
年報人間科学
citation_volume
26
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177
citation_lastpage
198
citation_issn
02865149
citation_public_url
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マヤの織物
チアパス
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非西洋の造形表現
Textil Maya
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Cultura Tradicional
Arte
Obras Artesanales no Occidentales
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info:doi/10.18910/25900