コードクローンを対象としたリファクタリングの有効性に関する調査

肥後, 芳樹; ヒゴ, ヨシキ; Higo, Yoshiki; 楠本, 真二; クスモト, シンジ; Kusumoto, Shinji; 井上, 克郎; イノウエ, カツロウ; Inoue, Katsuro

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ファイル	フォーマット	利用条件	サイズ	閲覧回数	利用開始日	説明
itr106_201_37	pdf	なし	810 KB	57	2014.01.28

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タイトル	コードクローンを対象としたリファクタリングの有効性に関する調査
	Report on Effectiveness of Refactoring for Code Clone
	コード　クローン　ヲ　タイショウ　ト　シタ　リファクタリング　ノ　ユウコウセイ　ニ　カンスル　チョウサ
著者	NRID 1000070452414 1000070452414 ORCID 0000-0002-8278-8975 0000-0002-8278-8975 researchmap permalink yoshiki.higo yoshiki.higo Scopus Author ID 7004831134 7004831134 著者名肥後, 芳樹 ; ヒゴ, ヨシキ ; Higo, Yoshiki
	NRID 1000030234438 1000030234438 researchmap permalink read0013799 read0013799 Scopus Author ID 7102741360 7102741360 著者名楠本, 真二 ; クスモト, シンジ ; Kusumoto, Shinji
	NRID 1000020168438 1000020168438 著者名井上, 克郎 ; イノウエ, カツロウ ; Inoue, Katsuro
キーワード等	リファクタリング
	コードクローン
	ソフトウェア保守
	Refactoring
	Code Clone
	Software Maintenance
抄録	ソフトウェアの保守性を改善する手段としてリファクタリングが挙げられる. リファクタリングとは, ソフトウェアの外部的な振る舞いを保ったままで, 内部構造を改善していくことである. 重複コード(コードクローン)は最も優先してリファクタリングすべき箇所と指摘されているが, 具体的な評価事例はほとんど報告されていない. 本稿では, コードクローンに対してリファクタリングを行うコストとその効果を調査し, 有効性を評価する. 題材は15バージョンのソースコードが公開されているオープンソースソフトウェアであり, その最初のバージョンに対してリファクタリングを行った. コストの尺度としてソースコード修正と回帰テストに要した時間を用い, 効果の尺度としてCKメトリクス値の変化と総行数の増減,集約箇所の後のバージョンでの修正回数を用いた. 調査の結果, コードクローンのリファクタリングは, メトリクス値の改善についてはあまり効果が無いものの, その後の修正回数の削減については効果があることが分かった. また個々のリファクタリングに要したコストは多くても20分程度であるという結果であった.
抄録	Refactoring is a disciplined technique for restructuring an existing body of code, altering its internal structure without changing its external behavior. It is said that duplicated code is one of bad implementations to be refactored, but usefulness of the refactoring hasn't been reported yet. In this paper, we investigate cost and effectiveness of the refactoring to evaluate the usefulness. The target is an open source software system, 15 versions of whose source code are published. We refactored code clones in the first version. We used the time that we spent to modify the source code and perform regression tests as a cost metric, and the changes of CK metrics and the number of modifying the refactored parts from the second version to the final version as effective metrics. As a result, we found that the code clone refactorings didn't improve CK metrics values, but reduced the number of modifications. The cost of each refactoring was at most 20 minutes.
出版者	電子情報通信学会
	The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
	デンシ　ジョウホウ　ツウシン　ガッカイ
収録物名	電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス
巻(号)	106(201)
ページ	37-42
刊行年月	2006-07-27
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/26652
PISSN	09135685
NCID	AN10013287
アクセス権	open access
権利情報	Copyright © 2006 IEICE
権利情報	本文データはCiNiiから複製したものである
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	学術雑誌論文 Journal Article

資源タイプ	学術雑誌論文
ローカル資源タイプ	学術雑誌論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス.106(201) p.37-p.42
DC.title	コードクローンを対象としたリファクタリングの有効性に関する調査
	Report on Effectiveness of Refactoring for Code Clone
	コード　クローン　ヲ　タイショウ　ト　シタ　リファクタリング　ノ　ユウコウセイ　ニ　カンスル　チョウサ
DC.creator	肥後, 芳樹
	ヒゴ, ヨシキ
	Higo, Yoshiki
	楠本, 真二
	クスモト, シンジ
	Kusumoto, Shinji
	井上, 克郎
	イノウエ, カツロウ
	Inoue, Katsuro
DC.publisher	電子情報通信学会
	The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
	デンシ　ジョウホウ　ツウシン　ガッカイ
DC.language' scheme='DCTERMS.RFC1766	日本語
DC.type' scheme='DCTERMS.DCMIType	text
DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2006-07-27
DC.subject	リファクタリング
	コードクローン
	ソフトウェア保守
	Refactoring
	Code Clone
	Software Maintenance
DCTERMS.abstract	ソフトウェアの保守性を改善する手段としてリファクタリングが挙げられる. リファクタリングとは, ソフトウェアの外部的な振る舞いを保ったままで, 内部構造を改善していくことである. 重複コード(コードクローン)は最も優先してリファクタリングすべき箇所と指摘されているが, 具体的な評価事例はほとんど報告されていない. 本稿では, コードクローンに対してリファクタリングを行うコストとその効果を調査し, 有効性を評価する. 題材は15バージョンのソースコードが公開されているオープンソースソフトウェアであり, その最初のバージョンに対してリファクタリングを行った. コストの尺度としてソースコード修正と回帰テストに要した時間を用い, 効果の尺度としてCKメトリクス値の変化と総行数の増減,集約箇所の後のバージョンでの修正回数を用いた. 調査の結果, コードクローンのリファクタリングは, メトリクス値の改善についてはあまり効果が無いものの, その後の修正回数の削減については効果があることが分かった. また個々のリファクタリングに要したコストは多くても20分程度であるという結果であった.
DCTERMS.abstract	Refactoring is a disciplined technique for restructuring an existing body of code, altering its internal structure without changing its external behavior. It is said that duplicated code is one of bad implementations to be refactored, but usefulness of the refactoring hasn't been reported yet. In this paper, we investigate cost and effectiveness of the refactoring to evaluate the usefulness. The target is an open source software system, 15 versions of whose source code are published. We refactored code clones in the first version. We used the time that we spent to modify the source code and perform regression tests as a cost metric, and the changes of CK metrics and the number of modifying the refactored parts from the second version to the final version as effective metrics. As a result, we found that the code clone refactorings didn't improve CK metrics values, but reduced the number of modifications. The cost of each refactoring was at most 20 minutes.
DC.rights	Copyright © 2006 IEICE
DC.rights	本文データはCiNiiから複製したものである
DC.format	application/pdf
citation_title	コードクローンを対象としたリファクタリングの有効性に関する調査
	Report on Effectiveness of Refactoring for Code Clone
	コード　クローン　ヲ　タイショウ　ト　シタ　リファクタリング　ノ　ユウコウセイ　ニ　カンスル　チョウサ
citation_author	肥後, 芳樹
	ヒゴ, ヨシキ
	Higo, Yoshiki
	楠本, 真二
	クスモト, シンジ
	Kusumoto, Shinji
	井上, 克郎
	イノウエ, カツロウ
	Inoue, Katsuro
citation_publisher	電子情報通信学会
	The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
	デンシ　ジョウホウ　ツウシン　ガッカイ
citation_language	日本語
citation_date	2006-07-27
citation_journal_title	電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス
citation_volume	106
citation_issue	201
citation_firstpage	37
citation_lastpage	42
citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/26652

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