実行履歴を利用したソースプログラムの部分解析に基づくスライス抽出技法の提案

芦田, 佳行; 大畑, 文明; 井上, 克郎

電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス, 1999, 99(71), 17-24

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タイトル
実行履歴を利用したソースプログラムの部分解析に基づくスライス抽出技法の提案
Proposal of Slicing Algorithms Using Static and Dynamic Analysis Information
ジッコウ　リレキ　ヲ　リヨウシタ　ソース　プログラム　ノ　ブブン　カイセキ　ニ　モトヅク　スライス　チュウシュツ　ギホウ　ノ　テイアン
著者
著者名
芦田, 佳行 ; アシダ, ヨシユキ ; Ashida, Yoshiyuki
著者名
大畑, 文明 ; オオハタ, フミアキ ; Ohata, Fumiaki
NRID
1000020168438 1000020168438
著者名
井上, 克郎 ; イノウエ, カツロウ ; Inoue, Katsuro
キーワード等
プログラムスライス
静的解析
動的解析
実行履歴
program slice
static analysis
dynamic analysis
execution history
抄録
本研究では, 静的解析と動的解析を組み合わせたプログラムスライス計算法を4つ提案する. (1)Statement-Markスライス : 文の実行履歴を用いて, 実行されなかった文(スライスに不要な文)を取り除く. (2)プログラムの部分解析 : 関数の実行履歴を用いて, 実行された文だけを静的に解析することで依存解析のコストを削減する. (3)動的なデータ依存解析 : 制御依存解析を静的に, データ依存解析を動的に行うことで, より正確なデータ依存関係を抽出する. (4)配列, ポインタ解析 : ポインタ, 配列のデータ依存解析のみを動的に, その他の依存解析を静的に行うことで, (3) と比較して実行時間の削減をめざす.
In this paper, we propose four slicing algorithms using static and dynamic analysis information. (1) Statement-Mark Slice : removes the unnecessary statements using a execution history of the statements. (2) Partial Program Analysis : reduces the static analysis cost using invocation history of procedures. (3) Dynamic Data Dependence Analysis : extracts precise data dependence relations using dynamic data dependence analysis. (4) Array and Pointer Analysis : improves the efficiency of analysis (3) by dynamically. analyzing pointer and array variables only.
出版者
電子情報通信学会
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
デンシ　ジョウホウ　ツウシン　ガッカイ
収録物名
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス
巻(号)
99(71)
ページ
17-24
刊行年月
1999-05-20
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/26658
PISSN
09135685
NCID
AN10013287
アクセス権
open access
権利情報
Copyright © 1999 IEICE
本文データはCiNiiから複製したものである
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
学術雑誌論文 Journal Article