ようこそ ゲスト さん
雑誌ブラウズ
雑誌 全て
大阪大学 刊行物
ランキング
アクセスランキング
ダウンロードランキング
博士論文のみをさがす
このアイテムのアクセス数:
101
件
(
2021-01-26
19:06 集計
)
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:
https://doi.org/10.18910/27619
このアイテムへのリンクには次のURLをご利用ください:http://hdl.handle.net/11094/27619
閲覧可能ファイル
ファイル
フォーマット
サイズ
閲覧回数
説明
slc_40-237
pdf
875 KB
274
論文情報
タイトル
Population Principle and Natural Theology : The Signifi cance of Malthus for Environmental Ethics
別タイトル
人口論と自然神学
タイトル (ヨミ)
ジンコウロン ト シゼン シンガク
著者
Koguchi, Ichiro
Koguchi, Ichiro
著者の別表記
小口, 一郎
著者 (ヨミ)
コグチ, イチロウ
キーワード等
Thomas Robert Malthus
population theory
environmental ethics
抄録
この論文は、近代の環境意識と環境倫理の成立を、自然神学、Thomas Robert Malthusの人口論、そしてロマン主義の 3 つの観点から考察するものである。十八世紀の自然神学は、自然界の隅々にまで神の恩寵が広まっているとし、 自然の中に根源的な調和や均衡、そして理想状態への進歩を読みとるものであった。その一方でこの論理は、人間の行為は自然環境に根本的な悪影響を及ぼすことはないという考え方を導き、環境保護意識の発現を妨げることになる。これに対してマルサスは、人口増加と食料生産の不均衡を証明し、自然界には本質的な不均衡が存在すること、そして人間の努力と道徳的節制によって、 この不均衡の悪影響が最小化されると説き、道徳的行為者としての人間の行為が、環境の中で重要な意義をもつと主張した。本論文はこのマルサスの論理が環境意識と環境倫理の成立を可能にしたことを論じ、ロマン主義文学の環境意識につながる思想として、マルサスの人口論を再定義する。
公開者
大阪大学大学院言語文化研究科
公開者の別表記
Graduate School of Language and Culture Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ゲンゴ ブンカ ケンキュウカ
掲載誌名
言語文化研究
巻
40
開始ページ
237
終了ページ
256
刊行年月
2014-03-31
ISSN
03874478
NCID
AN00077727
URL
http://hdl.handle.net/11094/27619
言語
英語
DOI
info:doi/10.18910/27619
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
言語文化研究 / 第40巻(2014)
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
言語文化研究.40 P.237-P.256
DC.title
Population Principle and Natural Theology : The Signifi cance of Malthus for Environmental Ethics
DCTERMS.alternative
人口論と自然神学
DC.creator
Koguchi, Ichiro
DC.creator
小口, 一郎
DC.publisher
大阪大学大学院言語文化研究科
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
英語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2014-03-31
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/27619
DC.subject
Thomas Robert Malthus
population theory
environmental ethics
DCTERMS.abstract
この論文は、近代の環境意識と環境倫理の成立を、自然神学、Thomas Robert Malthusの人口論、そしてロマン主義の 3 つの観点から考察するものである。十八世紀の自然神学は、自然界の隅々にまで神の恩寵が広まっているとし、 自然の中に根源的な調和や均衡、そして理想状態への進歩を読みとるものであった。その一方でこの論理は、人間の行為は自然環境に根本的な悪影響を及ぼすことはないという考え方を導き、環境保護意識の発現を妨げることになる。これに対してマルサスは、人口増加と食料生産の不均衡を証明し、自然界には本質的な不均衡が存在すること、そして人間の努力と道徳的節制によって、 この不均衡の悪影響が最小化されると説き、道徳的行為者としての人間の行為が、環境の中で重要な意義をもつと主張した。本論文はこのマルサスの論理が環境意識と環境倫理の成立を可能にしたことを論じ、ロマン主義文学の環境意識につながる思想として、マルサスの人口論を再定義する。
DC.identifier
info:doi/10.18910/27619
citation_title
Population Principle and Natural Theology : The Signifi cance of Malthus for Environmental Ethics
citation_author
Koguchi, Ichiro
citation_publisher
大阪大学大学院言語文化研究科
citation_language
英語
citation_date
2014-03-31
citation_journal_title
言語文化研究
citation_volume
40
citation_firstpage
237
citation_lastpage
256
citation_issn
03874478
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/27619
citation_keywords
Thomas Robert Malthus
population theory
environmental ethics
citation_doi
info:doi/10.18910/27619