スケープゴーティング現象の定義とメカニズム

釘原, 直樹

doi:https://doi.org/10.18910/36099

スケープゴーティング現象の定義とメカニズム

釘原, 直樹

対人社会心理学研究, 2014, 14, 1-15

アクセス数:3,578件（2025-05-03 15:00 集計）

固定URL: https://doi.org/10.18910/36099

閲覧可能ファイル

ファイル	フォーマット	利用条件	サイズ	閲覧回数	利用開始日	説明	information
jjisp_14_01	pdf	なし	15.4 MB	7,307	2014.05.30

論文情報

ファイル出力 EndNote Basic出力 Mendeley出力

タイトル	スケープゴーティング現象の定義とメカニズム
	Definition and mechanism of scapegoatin
	スケープゴーティング　ゲンショウ　ノ　テイギ　ト　メカニズム
著者	NRID 1000060153269 1000060153269 著者名釘原, 直樹 ; クギハラ, ナオキ ; Kugihara, Naoki
キーワード等	スケープゴート
	マスメディア
	波紋モデル
	非難攻撃
	欲求不満攻撃理論
	防衛機制
	scapegoat
	mass media
	ripple widening model
	blame
	frustration-aggression theory
	defense mechanism
抄録	スケープゴーティングとは、何らかのネカティブな事象が生起、あるいは生起が予見されている際に、事態発生や拡大・悪化に関する因果関係・責任主体が不明確な段階で、原因や責任をある対象に帰属したり、その対象を非難することが、一定の集合的広がりをもって行われることである。また因果関係の枠外にある対象に対する責任帰属や非難、そしてそのような認知や行為が共有化されていくプロセスもスケープゴーティングに含める。このスケープゴーティングにおいて、対象となるものをスケープゴートと呼ぶ。ここでは、スケープゴーテイングの発生プロセスに関するモデルを構成し、さらにスケープゴーティングを促進するマスメディアの報道特性やスケーフゴートの時間経過による変遷プロセス（波紋モデル）について述べる。
抄録	The scapegoating was typical kinds of collective attribution of causes and responsibility and blaming a certain targets when people perceive that negative events occurred in past or will occur in the future. The targets of scapegoating may be selected on the basis of ambiguous or no causal relationship to the negative event. Here I proposed a total scapegoating model and discussed characteristics of mass media publicity. And finally, a scapegoat transition model (the ripple widening model) was presented.
出版者	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
出版者	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカタイジンシャカイシンリガクケンキュウシツ
収録物名	対人社会心理学研究
収録物名	Japanese journal of interpersonal and social psychology
巻(号)	14
ページ	1-15
刊行年月	2014
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/36099
DOI	https://doi.org/10.18910/36099
PISSN	13462857
NCID	AA11550166
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	対人社会心理学研究 / 第 14 号

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	対人社会心理学研究. 2014, 14, p. 1-15
DC.title	スケープゴーティング現象の定義とメカニズム
	Definition and mechanism of scapegoatin
	スケープゴーティング　ゲンショウ　ノ　テイギ　ト　メカニズム
DC.creator	釘原, 直樹
	クギハラ, ナオキ
	Kugihara, Naoki
DC.publisher	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
DC.publisher	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカタイジンシャカイシンリガクケンキュウシツ
DC.language' scheme='DCTERMS.RFC1766	日本語
DC.type' scheme='DCTERMS.DCMIType	text
DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2014
DC.subject	スケープゴート
	マスメディア
	波紋モデル
	非難攻撃
	欲求不満攻撃理論
	防衛機制
	scapegoat
	mass media
	ripple widening model
	blame
	frustration-aggression theory
	defense mechanism
DCTERMS.abstract	スケープゴーティングとは、何らかのネカティブな事象が生起、あるいは生起が予見されている際に、事態発生や拡大・悪化に関する因果関係・責任主体が不明確な段階で、原因や責任をある対象に帰属したり、その対象を非難することが、一定の集合的広がりをもって行われることである。また因果関係の枠外にある対象に対する責任帰属や非難、そしてそのような認知や行為が共有化されていくプロセスもスケープゴーティングに含める。このスケープゴーティングにおいて、対象となるものをスケープゴートと呼ぶ。ここでは、スケープゴーテイングの発生プロセスに関するモデルを構成し、さらにスケープゴーティングを促進するマスメディアの報道特性やスケーフゴートの時間経過による変遷プロセス（波紋モデル）について述べる。
DCTERMS.abstract	The scapegoating was typical kinds of collective attribution of causes and responsibility and blaming a certain targets when people perceive that negative events occurred in past or will occur in the future. The targets of scapegoating may be selected on the basis of ambiguous or no causal relationship to the negative event. Here I proposed a total scapegoating model and discussed characteristics of mass media publicity. And finally, a scapegoat transition model (the ripple widening model) was presented.
DC.identifier	10.18910/36099
DC.format	36099
citation_title	スケープゴーティング現象の定義とメカニズム
citation_author	釘原, 直樹
citation_publisher	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
citation_language	日本語
citation_date	2014
citation_journal_title	対人社会心理学研究
citation_volume	14
citation_firstpage	1
citation_lastpage	15
citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/36099
citation_doi_detail	10.18910/36099
citation_doi	https://doi.org/10.18910/36099

スケープゴーティング現象の定義とメカニズム

閲覧可能ファイル

論文情報

論文詳細を表示