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2021-03-06
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20-07
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769
論文情報
タイトル
初級クラスにおける媒介語の使用とやり取りの構造 : 日本語を第2言語とするスリランカの日本語教師の考え方と授業実践
別タイトル
How does the use of learners' L1 influence the L2 classroom interaction? : The attitudes and practice of Japanese language teachers in Sri Lanka.
著者
ロクガマゲ, サマンティカ
ロクガマゲ, サマンティカ
著者の別表記
Lokugamage, Samanthika
キーワード等
スリランカ
日本語の授業
目標言語を第2言語とする教師
媒介語
monolingual誤謬
学習者のイニシアティブ
抄録
学習者の第1言語は第2言語習得を妨げるという理論は、近年の第2言語習得に関わる研究でよく反論されるようになってきた。本稿ではスリランカで日本語を教える3人の教師のケース・スタディーを通して、教師自身が授業で媒介語として学習者の第1言語を使うことについてどのように考えているのか、媒介語を使うか否かが授業にどう影響するのかを探った。3人の教師は授業での媒介語便周に関してそれぞれ自分が正しいと思う方針をとっているが、彼らの考え方は、自分自身の学習経験、教師教育、職場の方針、仕事の環境、学習者のニーズなどに影響されている。また、3人が担当している初級授業の記述から、学習者の第1言語を使用する授業と使用しない授業とでは、学習者の発言に違いがあることが明らかになった。媒介語を使った授業の場合、学習者の口にする日本語の量は少ないものの、学習者はメタ言語的疑問や学習過程での気づきなどを母語を使ってその場で教師に投げかけ、授業のイニシアティブをとっている。これに対して、媒介語を使わない授業は固定的ステップの構造になっており、学習者は教師から与えられた目標言語の言語形式を数多く口にしているが、教師への質問などによって授業のイニシアティブをとる場面はあまり観察されなかった。
公開者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガグ ケンキュウカ ニホンゴガク コウザ
掲載誌名
阪大日本語研究
巻
20
開始ページ
167
終了ページ
195
刊行年月
2008-02
ISSN
09162135
NCID
AN10106606
URL
http://hdl.handle.net/11094/3626
言語
日本語
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第20号
論文詳細を表示
著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
阪大日本語研究.20 P.167-P.195
DC.title
初級クラスにおける媒介語の使用とやり取りの構造 : 日本語を第2言語とするスリランカの日本語教師の考え方と授業実践
DCTERMS.alternative
How does the use of learners' L1 influence the L2 classroom interaction? : The attitudes and practice of Japanese language teachers in Sri Lanka.
DC.creator
ロクガマゲ, サマンティカ
DC.creator
Lokugamage, Samanthika
DC.publisher
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2008-02
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/3626
DC.subject
スリランカ
日本語の授業
目標言語を第2言語とする教師
媒介語
monolingual誤謬
学習者のイニシアティブ
DCTERMS.abstract
学習者の第1言語は第2言語習得を妨げるという理論は、近年の第2言語習得に関わる研究でよく反論されるようになってきた。本稿ではスリランカで日本語を教える3人の教師のケース・スタディーを通して、教師自身が授業で媒介語として学習者の第1言語を使うことについてどのように考えているのか、媒介語を使うか否かが授業にどう影響するのかを探った。3人の教師は授業での媒介語便周に関してそれぞれ自分が正しいと思う方針をとっているが、彼らの考え方は、自分自身の学習経験、教師教育、職場の方針、仕事の環境、学習者のニーズなどに影響されている。また、3人が担当している初級授業の記述から、学習者の第1言語を使用する授業と使用しない授業とでは、学習者の発言に違いがあることが明らかになった。媒介語を使った授業の場合、学習者の口にする日本語の量は少ないものの、学習者はメタ言語的疑問や学習過程での気づきなどを母語を使ってその場で教師に投げかけ、授業のイニシアティブをとっている。これに対して、媒介語を使わない授業は固定的ステップの構造になっており、学習者は教師から与えられた目標言語の言語形式を数多く口にしているが、教師への質問などによって授業のイニシアティブをとる場面はあまり観察されなかった。
citation_title
初級クラスにおける媒介語の使用とやり取りの構造 : 日本語を第2言語とするスリランカの日本語教師の考え方と授業実践
citation_author
ロクガマゲ, サマンティカ
citation_publisher
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
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2008-02
citation_journal_title
阪大日本語研究
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20
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citation_issn
09162135
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/3626
citation_keywords
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日本語の授業
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学習者のイニシアティブ