フィリピンにおける地方分権化論

西村, 謙一

多文化社会と留学生交流 : 大阪大学留学生センター研究論集, 2009, 13, 31-43

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MESE_13_031 pdf なし 1.13 MB 352 2014.10.27  

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タイトル
フィリピンにおける地方分権化論
Thinking on the Decentralization in the Philippines
フィリピン　ニ　オケル　チホウ　ブンケンカ　ロン
著者
NRID
1000040237722 1000040237722
researchmap permalink
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著者名
西村, 謙一 ; ニシムラ, ケンイチ ; Nishimura, Kenichi
キーワード等
フィリピン
1987年憲法
1991年地方政府法
地方分権
市民参加
抄録
ポスト・マルコス期のフィリピンにおける地方分権化の特徴と問題点を、フィリピンでの議論を整理することによって明らかにしようとした。現在の地方分権化は、地方政府に対する大幅な権限の移譲と財政基盤の強化を図り、地方行政への市民参加の促進による民主主義の深化を理念としている点において革新的な内容を持つ一方で、実際には地方政府の行政的・財政的能力不足が指摘されていることが明らかになった。このような現状において、地方政府の能力不足を補完して行政の効率化を図る手段として市民参加が位置づけられる傾向も見られ、このことが、今後の地方分権化過程で民主化を促進するための市民参加という地方分権化当初の理念を希薄化する可能性に注意を払う必要がある。
出版者
大阪大学留学生センター
International Student Center, Osaka University
オオサカ　ダイガク　リュウガクセイ　センター
収録物名
多文化社会と留学生交流 : 大阪大学留学生センター研究論集
Journal of Multicultural Education and Student Exchange
巻(号)
13
ページ
31-43
刊行年月
2009-03-31
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/50696
DOI
https://doi.org/10.18910/50696
PISSN
13428128
NCID
AA11266479
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
多文化社会と留学生交流 / 第13号