太田辰夫《中国语历史文法》的词类观述评

王, 周明

言語文化研究, 2015, 41, 181-190

アクセス数:694件（2025-05-28 14:23 集計）

固定URL: https://doi.org/10.18910/51430

閲覧可能ファイル 

ファイル フォーマット 利用条件 サイズ 閲覧回数 利用開始日 説明 information
slc_41-181 pdf なし 760 KB 745 2015.04.14  

論文情報

ファイル出力 EndNote Basic出力 Mendeley出力

タイトル
太田辰夫《中国语历史文法》的词类观述评
太田辰夫『中国語歴史文法』の品詞観
著者
NRID
1000030512743 1000030512743
researchmap permalink
wangzhouming wangzhouming
著者名
王, 周明
キーワード等
『中国語歴史文法』
品詞観
構造主義文法理論
抄録
太田辰夫の『中国語歴史文法』は近世中国語文法研究の先駆的な著作であり、その品詞観は主に品詞の分類に反映されている。太田氏は当時の構造主義文法理論の影響を強く受けていたため、品詞を分類する際、文法機能ばかりを強調し、できる限り意味基準を捨てようとした。その結果、その品詞観は『馬氏文通』をはじめとする、意味基準だけを重んずる中国伝統的な品詞観と異なるものとなった。また、日本語の文法からの示唆もあり、その品詞分類の結果はやはり『現代漢語八百詞』のものとも異なっている。このような現代中国語を参照背景とする近世中国語研究史上初の試みは、構造主義文法理論の応用という面では功罪相半ばする。特に、先人が触れていない幾つかの品詞を極力品詞体系の中に位置づけしようとしたために、氏の構築した品詞体系は多くの啓発的な意義を持つものの、複数の基準を採用したことにより、体系全体が不統一となり、矛盾や混乱を生じることを避けられなかった。
出版者
大阪大学大学院言語文化研究科
オオサカ ダイガク ダイガクイン ゲンゴ ブンカ ケンキュウカ
Graduate School of Language and Culture, Osaka University
収録物名
言語文化研究
Studies in language and culture
巻(号)
41
ページ
181-190
刊行年月
2015-03-31
言語
中国語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/51430
DOI
https://doi.org/10.18910/51430
PISSN
03874478
NCID
AN00077727
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
言語文化研究 / 第41巻（2015）