関西の接客場面における形式名詞ブンの拡張用法

高木, 千恵

doi:https://doi.org/10.18910/51521

関西の接客場面における形式名詞ブンの拡張用法

高木, 千恵

阪大日本語研究, 2015, 27, 1-28

アクセス数:733件（2025-08-27 13:47 集計）

固定URL: https://doi.org/10.18910/51521

閲覧可能ファイル

ファイル	フォーマット	利用条件	サイズ	閲覧回数	利用開始日	説明	information
hnk27_001	pdf	なし	745 KB	627	2015.05.01

論文情報

ファイル出力 EndNote Basic出力 Mendeley出力

タイトル	関西の接客場面における形式名詞ブンの拡張用法
	The extended use of the formal noun bun in the customer-salesperson conversation in Kansai area
	カンサイ　ノ　セッキャク　バメン　ニ　オケル　ケイシキ　メイシ　ブン　ノ　カクチョウ　ヨウホウ
著者	NRID 1000050454591 1000050454591 researchmap permalink takagi-chie takagi-chie ORCID 0000-0002-4622-2034 0000-0002-4622-2034 著者名高木, 千恵 ; タカキ, チエ ; Takagi, Chie
キーワード等	接客場面
	形式名詞
	ブン
	拡張用法
	代用表現
	ヤツ
抄録	本稿では、関西の接客場面において特徴的に使用されている形式名詞ブンの用法について、談話資料を用いて帰納的に考察した。分析の結果、ブンには、①「A（の）ブンのB」を基本型とし、A を含む集合とB の集合の各要素の対応関係の存在が意味解釈に関与的であることを必須条件とするものと、②「A（の）ブン」を基本構造とし、各集合の要素間の対応関係を前提とせず先行名詞の代用表現として機能するものがあることが明らかとなった。後者は、関西のカジュアルスピーチで頻繁に使用される形式名詞ヤツの文体的な制約を補う必要から生じた用法であり、ヤツとの意味的な共通性によって用法拡張が起こったと考えられることを指摘した。
出版者	大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
出版者	オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ
収録物名	阪大日本語研究
収録物名	Handai nihongo kenkyu
巻(号)	27
ページ	1-28
刊行年月	2015-03
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/51521
DOI	https://doi.org/10.18910/51521
PISSN	09162135
NCID	AN10106606
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	阪大日本語研究 / 第27号

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	阪大日本語研究. 2015, 27, p. 1-28
DC.title	関西の接客場面における形式名詞ブンの拡張用法
	The extended use of the formal noun bun in the customer-salesperson conversation in Kansai area
	カンサイ　ノ　セッキャク　バメン　ニ　オケル　ケイシキ　メイシ　ブン　ノ　カクチョウ　ヨウホウ
DC.creator	高木, 千恵
	タカキ, チエ
	Takagi, Chie
DC.publisher	大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
DC.publisher	オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ
DC.language' scheme='DCTERMS.RFC1766	日本語
DC.type' scheme='DCTERMS.DCMIType	text
DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2015-03
DC.subject	接客場面
	形式名詞
	ブン
	拡張用法
	代用表現
	ヤツ
DCTERMS.abstract	本稿では、関西の接客場面において特徴的に使用されている形式名詞ブンの用法について、談話資料を用いて帰納的に考察した。分析の結果、ブンには、①「A（の）ブンのB」を基本型とし、A を含む集合とB の集合の各要素の対応関係の存在が意味解釈に関与的であることを必須条件とするものと、②「A（の）ブン」を基本構造とし、各集合の要素間の対応関係を前提とせず先行名詞の代用表現として機能するものがあることが明らかとなった。後者は、関西のカジュアルスピーチで頻繁に使用される形式名詞ヤツの文体的な制約を補う必要から生じた用法であり、ヤツとの意味的な共通性によって用法拡張が起こったと考えられることを指摘した。
DC.identifier	10.18910/51521
DC.format	51521
citation_title	関西の接客場面における形式名詞ブンの拡張用法
citation_author	高木, 千恵
citation_publisher	大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
citation_language	日本語
citation_date	2015-03
citation_journal_title	阪大日本語研究
citation_volume	27
citation_firstpage	1
citation_lastpage	28
citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/51521
citation_doi_detail	10.18910/51521
citation_doi	https://doi.org/10.18910/51521

関西の接客場面における形式名詞ブンの拡張用法

閲覧可能ファイル

論文情報

論文詳細を表示