英文和訳課題に見る留学生の誤用の特徴

井上, 加寿子

多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集, 2015, 19, 83-93

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タイトル
英文和訳課題に見る留学生の誤用の特徴
An Error Analysis of International Students in English-Japanese Translation
エイブン　ワヤク　カダイ　ニ　ミル　リュウガクセイ　ノ　ゴヨウ　ノ　トクチョウ
著者
NRID
1000080595637 1000080595637
著者名
井上, 加寿子 ; イノウエ, カズコ ; Inoue, Kazuko
キーワード等
英文和訳
誤用分析
留学生
コロケーション
ヴォイス
テンス
抄録
本稿では、留学生を対象とした「英文和訳」クラスにおいて、英語を日本語に訳す際の誤用にどのような特徴が見られるのかを報告した。英文和訳課題における誤用に着目し分析を行った結果、誤りの種類別では、混同 (alternating form) 、脱落 (omission) 、付加 (addition) 、誤形成 (misformation) 、位置 (misordering) 、その他の順で誤りが多いことが明らかとなった。最も多く観察された混同 (alternating form) は全体の5割近くを占め、語彙の選択や自動詞／他動詞、ヴォイス、テンスなど、混同による様々な誤りが見られることがわかった。英文和訳という観点から見た場合、英文の構造を正しくとらえ、日英語の相違を正しく理解した上で、元の英文に忠実に適切な日本語へと対応させてくことを指導する必要があるということを主張する。
出版者
大阪大学国際教育交流センター
Center for International Education and Exchange, Osaka University
オオサカ　ダイガク　コクサイ　キョウイク　コウリュウ　センター
収録物名
多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集
Journal of Multicultural Education and Student Exchange
巻(号)
19
ページ
83-93
刊行年月
2015-03-31
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/51624
DOI
https://doi.org/10.18910/51624
PISSN
13428128
NCID
AA11266479
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
多文化社会と留学生交流 / 第19号