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2022-07-03
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https://doi.org/10.18910/5607
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aes05-125
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論文情報
タイトル
Capacity to Be Aloneの逆説性と多重性に関する研究 : 「一人でいる能力尺度」精緻化の試み
別タイトル
A Study about the Paradoxical and the Multiple Phases of Capacity to Be Alone - Revised “Capacity to Be Alone Scale" -
タイトル (ヨミ)
Capacity to Be Alone ノ ギャクセツセイ ト タジュウセイ ニカンスル ケンキュウ ヒトリ デイル ノウリョクシャクド セイチカ ノココロミ
著者
野本, 美奈子
野本, 美奈子
著者の別表記
Nomoto, Minako
著者 (ヨミ)
ノモト, ミナコ
抄録
一人でいることは、「ひきこもり」や「自殺の前兆」として捉えられがちであるが、心理的に一人でいることには重要な意味もある。しかし人間はそもそも実存的に孤独でありながら真に心理的に「ひとりになる」のは難しいように思われる。筆者はこのことからWinnicott,D.W。(1958)の「一人でいられる能力CapacitytoBeAlone」概念をとりあげ、一人でいられる能力の逆説性と多重性について検討し、「ひとりになる」こととそのプロセスを見守ることの難しさ、心理療法場面での一人でいられる能力の意味について考察を行った。また質問紙調査を専門学校生103名に実施し、「一人でいられる能力」尺度の改訂も行った。その結果、「孤独不安耐性」「くつろぎ・孤独欲求」「つながりの感覚」「個別性への気づき」という4因子が抽出された。これらの因子得点は、各々がこの能力にとって不可欠な要素であるため、どれかが突出して高いことはこの能力の高さを示すことにはならず、全ての因子得点が高く保たれていることがその高さを示していると考えられた。
公開者
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
公開者の別表記
Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ
掲載誌名
大阪大学教育学年報
巻
5
開始ページ
125
終了ページ
137
刊行年月
2000-03
ISSN
13419595
NCID
AN1055404X
URL
http://hdl.handle.net/11094/5607
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/5607
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学教育学年報 / Vol.5
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学教育学年報.5 P.125-P.137
DC.title
Capacity to Be Aloneの逆説性と多重性に関する研究 : 「一人でいる能力尺度」精緻化の試み
DCTERMS.alternative
A Study about the Paradoxical and the Multiple Phases of Capacity to Be Alone - Revised “Capacity to Be Alone Scale" -
DC.creator
野本, 美奈子
DC.creator
Nomoto, Minako
DC.publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2000-03
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/5607
DCTERMS.abstract
一人でいることは、「ひきこもり」や「自殺の前兆」として捉えられがちであるが、心理的に一人でいることには重要な意味もある。しかし人間はそもそも実存的に孤独でありながら真に心理的に「ひとりになる」のは難しいように思われる。筆者はこのことからWinnicott,D.W。(1958)の「一人でいられる能力CapacitytoBeAlone」概念をとりあげ、一人でいられる能力の逆説性と多重性について検討し、「ひとりになる」こととそのプロセスを見守ることの難しさ、心理療法場面での一人でいられる能力の意味について考察を行った。また質問紙調査を専門学校生103名に実施し、「一人でいられる能力」尺度の改訂も行った。その結果、「孤独不安耐性」「くつろぎ・孤独欲求」「つながりの感覚」「個別性への気づき」という4因子が抽出された。これらの因子得点は、各々がこの能力にとって不可欠な要素であるため、どれかが突出して高いことはこの能力の高さを示すことにはならず、全ての因子得点が高く保たれていることがその高さを示していると考えられた。
DC.identifier
info:doi/10.18910/5607
citation_title
Capacity to Be Aloneの逆説性と多重性に関する研究 : 「一人でいる能力尺度」精緻化の試み
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野本, 美奈子
citation_publisher
大阪大学大学院人間科学研究科教育学系
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2000-03
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citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/5607
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