コミュニケーション障害を伴う神経難病患者が経験する対話での困難 : 2つの意思伝達ツールを用いたALS患者-支援者ロールプレイで経験されたコミュニケーション齟齬に着目して

松本, 昌美; 伊藤, 美樹子

doi:https://doi.org/10.18910/56725

コミュニケーション障害を伴う神経難病患者が経験する対話での困難 : 2つの意思伝達ツールを用いたALS患者-支援者ロールプレイで経験されたコミュニケーション齟齬に着目して

松本, 昌美; 伊藤, 美樹子

大阪大学看護学雑誌, 2014, 20(1), 55-63

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njou20_1_055	pdf	なし	2.08 MB	3,156	2016.05.25

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タイトル	コミュニケーション障害を伴う神経難病患者が経験する対話での困難 : 2つの意思伝達ツールを用いたALS患者-支援者ロールプレイで経験されたコミュニケーション齟齬に着目して
	Experiences with discourse difficulties of a nerve intractable disease patient with communication disorders : Focusing of the communicaion discrepancy in the role play between caregiver and ALS simulated-patient using two types of communication assistance devices
	コミュニケーション　ショウガイ　ヲ　トモナウ　シンケイ　ナンビョウ　カンジャ　ガ　ケイケン　スル　タイワ　デ　ノ　コンナン　2ツ　ノ　イシ　デンダツツール　ヲ　モチイタ　ALS　カンジャ　シエンシャ　ロールプレイ　デ　ケイケン　サレタ　コミュニケーション　ソゴ　ニ　チャクモク　シテ
著者	著者名松本, 昌美
著者	NRID 1000080294099 1000080294099 著者名伊藤, 美樹子
キーワード等	コミュニケーション
	意思伝達装置
	模擬患者
	communication
	communication assistance devices
	simulated-patient
内容	事例研究
抄録	本研究の目的は、病気の進行とともに、重度のコミュニケーション障害が現れる神経難病患者のコミュニケーションの模擬体験を行い、そこで経験されたコミュニーション齟齬について、ロールプレイに関わった患者、家族、看護師の心情を分析し、コミュニケーションの質を高めるための関わりについて考察することである。研究者が模擬患者となり、言語的コミュニケーション能力が低下した神経難病患者が使用する2つのコミュニケーションツール(透明文字盤と意思伝達装置)を用いて、家族や看護師とコミュニケーションをおこない、その経験をコミュニケーションの相手と振り返り、齟齬を特定して分析した。その結果、1)コミュニケーションツールでは、技術や慣れについての心情、利便性、学習(練習)のし易さ、体勢による疲労と非言語的コミュニケーションの受取り易さに違いがあり、2)コミュニケーションをする人との間柄では、家族とは共通の言葉や習慣の理解があるために日常会話が成立し易いが、看護師との間では要求を伝えることが中心となり、目常会話は難しいことが明らかになった。コミュニケーション相手の反応のし方で、情報を発する側の意欲が変わることを考慮し、コミュニケーションの中断も視野に入れた対応が、患者との相互作用の質を上げるとの示唆を得た。
出版者	大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
出版者	オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　イガクケイ　ケンキュウカ　ホケンガク　センコウ
収録物名	大阪大学看護学雑誌
収録物名	Nursing Journal of Osaka University
巻(号)	20(1)
ページ	55-63
刊行年月	2014-03
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/56725
DOI	https://doi.org/10.18910/56725
PISSN	13413112
NCID	AN1048165X
アクセス権	open access
権利情報	©大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	大阪大学看護学雑誌 / 20巻1号　(2014-03)

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	大阪大学看護学雑誌. 2014, 20(1), p. 55-63
DC.title	コミュニケーション障害を伴う神経難病患者が経験する対話での困難 : 2つの意思伝達ツールを用いたALS患者-支援者ロールプレイで経験されたコミュニケーション齟齬に着目して
	Experiences with discourse difficulties of a nerve intractable disease patient with communication disorders : Focusing of the communicaion discrepancy in the role play between caregiver and ALS simulated-patient using two types of communication assistance devices
	コミュニケーション　ショウガイ　ヲ　トモナウ　シンケイ　ナンビョウ　カンジャ　ガ　ケイケン　スル　タイワ　デ　ノ　コンナン　2ツ　ノ　イシ　デンダツツール　ヲ　モチイタ　ALS　カンジャ　シエンシャ　ロールプレイ　デ　ケイケン　サレタ　コミュニケーション　ソゴ　ニ　チャクモク　シテ
DC.creator	松本, 昌美
DC.creator	伊藤, 美樹子
DC.publisher	大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
DC.publisher	オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　イガクケイ　ケンキュウカ　ホケンガク　センコウ
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DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2014-03
DC.subject	コミュニケーション
	意思伝達装置
	模擬患者
	communication
	communication assistance devices
	simulated-patient
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DCTERMS.abstract	本研究の目的は、病気の進行とともに、重度のコミュニケーション障害が現れる神経難病患者のコミュニケーションの模擬体験を行い、そこで経験されたコミュニーション齟齬について、ロールプレイに関わった患者、家族、看護師の心情を分析し、コミュニケーションの質を高めるための関わりについて考察することである。研究者が模擬患者となり、言語的コミュニケーション能力が低下した神経難病患者が使用する2つのコミュニケーションツール(透明文字盤と意思伝達装置)を用いて、家族や看護師とコミュニケーションをおこない、その経験をコミュニケーションの相手と振り返り、齟齬を特定して分析した。その結果、1)コミュニケーションツールでは、技術や慣れについての心情、利便性、学習(練習)のし易さ、体勢による疲労と非言語的コミュニケーションの受取り易さに違いがあり、2)コミュニケーションをする人との間柄では、家族とは共通の言葉や習慣の理解があるために日常会話が成立し易いが、看護師との間では要求を伝えることが中心となり、目常会話は難しいことが明らかになった。コミュニケーション相手の反応のし方で、情報を発する側の意欲が変わることを考慮し、コミュニケーションの中断も視野に入れた対応が、患者との相互作用の質を上げるとの示唆を得た。
DC.rights	©大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
DC.identifier	10.18910/56725
DC.source	看護学雑誌集計
DC.format	56725
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citation_issue	1
citation_firstpage	55
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citation_doi_detail	10.18910/56725
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コミュニケーション障害を伴う神経難病患者が経験する対話での困難 : 2つの意思伝達ツールを用いたALS患者-支援者ロールプレイで経験されたコミュニケーション齟齬に着目して

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