感情表現における普遍性(ユニバーサリティ)と言語文化属性 : 感情の知覚差

イブラヒム, インガ

阪大日本語研究, 2004, 16, 67-82

アクセス数:710件（2025-04-27 02:03 集計）

固定URL: https://doi.org/10.18910/5815

閲覧可能ファイル 

ファイル フォーマット 利用条件 サイズ 閲覧回数 利用開始日 説明 information
16-05 pdf なし 838 KB 774 2012.09.22  

論文情報

ファイル出力 EndNote Basic出力 Mendeley出力

タイトル
感情表現における普遍性(ユニバーサリティ)と言語文化属性 : 感情の知覚差
Universal and linguistic features of expressing emotion : differentiation in the perception level
カンジョウ ヒョウゲン ニ オケル フヘンセイ ユニバーサリティ ト ゲンゴ ブンカ ゾクセイ カンジョウ ノ チカク サ
著者
著者名
イブラヒム, インガ ; Ibrakhim, Inga
キーワード等
感情情報
感情表現
普遍性(ユニバーサリティ)
言語文化属性
抄録
感情表現には普遍的な特徴と言語文化によって異なる特徴が存在している｡分節情報だけではなく､韻律情報もこのような特徴をもって伝達される｡これは､母語話者と非母語話者のミスコミュニケーションを生じる場合が多いことの理由である｡感情表現は､話し手も聞き手も意識的には使い分けられないが､知覚のレベルで母語話者と非母語話者問の差が出てくるはずである｡これを調べるため､知覚調査を行った｡知覚調査では､大阪方言話者の音声資料について､この発話における感情情報の知覚判断を日本語話者(主に関西方言話者)と日本語が話せないロシア語話者にしてもらった｡感情情報の記述には､感情の多次元モデルを使用した｡結果は､疑問発話に関する評価では､平叙文の発話のそれより､母語によって相当な差を示した.更に､知覚判断の差は主に韻律情報及びイントネーションにより起こると考えられるため､このような調査は､感情表現に使用される特定の言語のイントネーションパタンの抽出方法の一つとして有用であるとの結論が得られた
出版者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ
収録物名
阪大日本語研究
Handai nihongo kenkyu
巻(号)
16
ページ
67-82
刊行年月
2004-03
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/5815
DOI
https://doi.org/10.18910/5815
PISSN
09162135
NCID
AN10106606
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第16号