「擬似助数詞」の成立可否を決める要因

東条, 佳奈

現代日本語研究, 2017, 9, 76-95

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gnk09_076 pdf なし 1.17 MB 682 2017.06.09  

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タイトル
「擬似助数詞」の成立可否を決める要因
Factors in the Formation Availability of “Pseudo-classifiers”
ギジ　ジョスウシ　ノ　セイリツ　カヒ　ヲ　キメル　ヨウイン
著者
NRID
1000020782220 1000020782220
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著者名
東条, 佳奈 ; トウジョウ, カナ ; Tojo, Kana
キーワード等
名詞
擬似助数詞
可付番性
人を表す語
-者
抄録
数詞に後接する名詞の中には、ものを数え上げる用法をもたず、臨時的に数と名詞が結びついて助数詞の形を模した名詞がある。本稿ではこれを「擬似助数詞」と呼んだ東条（2014a）に基づき、どのような名詞が擬似助数詞となるのか（ならないのか）について語彙的に検討した。調査の結果、擬似助数詞が多く現れる「人を表す語」の中でも、和語や長大な複合語は数詞と結合せず、こうした語構成的要因を除いても、一時的、相対的な立場を表す語は数詞に結びつきづらいことがわかった。擬似助数詞は文章の中で指示的に機能するために、職業など継続的、固定的な立場を示す名詞の方が成立しやすい可能性がある。
出版者
大阪大学大学院文学研究科 日本語学講座 現代日本語学研究室
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ　ゲンダイ　ニホンゴガク　ケンキュウシツ
収録物名
現代日本語研究
Studies in the modern Japanese language
巻(号)
9
ページ
76-95
刊行年月
2017-03
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/61381
DOI
https://doi.org/10.18910/61381
NCID
AN10449125
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
現代日本語研究 / 第9号