「からかい」や「いじめ」と比較した「いじり」の特徴

望月, 正哉; 澤海, 崇文; 瀧澤, 純; 吉澤, 英里

doi:https://doi.org/10.18910/67190

「からかい」や「いじめ」と比較した「いじり」の特徴

望月, 正哉; 澤海, 崇文; 瀧澤, 純他

対人社会心理学研究, 2017, 17, 7-13

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タイトル	「からかい」や「いじめ」と比較した「いじり」の特徴
	Characteristics of ijiri as compared with teasing and bullying
	カラカイ　ヤ　イジメ　ト　ヒカク　シタ　イジリ　ノ　トクチョウ
著者	著者名望月, 正哉 ; モチズキ, マサヤ ; Mochizuki, Masaya
	NRID 1000060763349 1000060763349 著者名澤海, 崇文 ; サワウミ, タカフミ ; Sawaumi, Takafumi
	著者名瀧澤, 純 ; タキザワ, ジュン ; Takizawa, Jun
	NRID 1000080616029 1000080616029 著者名吉澤, 英里 ; ヨシザワ, エリ ; Yoshizawa, Eri
キーワード等	対人行動
	しろうと理論
	いじり
	からかい
	いじめ
	Interpersonal behavior
	Lay theories
	ijiri
	Teasing
	Bullying
内容	原著
抄録	近年、若年者を中心とした対人コミュニケーションのなかでいじりという言葉が用いられる場面がある。本研究では、対人行動におけるいじりとはどのような特徴をもつ行動と認識されているのかについて、類似する行動と考えられるからかいやいじめとの比較を通じて検討した。初めに自由記述による予備調査を実施し、いじり、からかい、いじめがもつ概念的特徴を見出した。そのうえで、本調査では、第三者の立場から、いじり、からかい、いじめにおいて、それらの概念的特徴がどの程度あてはまるのかを評価させた。その結果、いじりは他の2つの行動に比べ、好意や互いが仲良くなりたいといった肯定的な特徴をもちつつ、悪意や受け手をバカにするといった否定的な特徴をもたないと評価されていた。このことから、いじり行動はからかいやいじめ行動と比較して、それぞれの意図性などをもとにして異なる特徴をもつと認識されていることが示された。
抄録	In recent years, some forms of interpersonal communication among the youth are labeled as "ijiri". The current paper investigates what characteristicsijiri is perceived to have, in comparison with similar types of behavior, teasing and bullying. We identified conceptual characteristics of each behavior in an open-ended preliminary survey. In a following study, we asked participants to rate to what degree each feature would characterize each of the three kinds of behavior while taking an observer’s perspective. Results revealed that ijiri was perceived to be different from teasing and bullying based primarily on intention of the behavior: ijiri was perceived to carry more positive features such as the provider’s and receiver’s mutual intention to get closer to each other while less holding negative characteristics such as malicious and contemptuous attitudes toward the receiver.
出版者	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
出版者	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカタイジンシャカイシンリガクケンキュウシツ
収録物名	対人社会心理学研究
収録物名	Japanese journal of interpersonal and social psychology
巻(号)	17
ページ	7-13
刊行年月	2017
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/67190
DOI	https://doi.org/10.18910/67190
PISSN	13462857
NCID	AA11550166
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	対人社会心理学研究 / 第 17 号

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	対人社会心理学研究. 2017, 17, p. 7-13
DC.title	「からかい」や「いじめ」と比較した「いじり」の特徴
	Characteristics of ijiri as compared with teasing and bullying
	カラカイ　ヤ　イジメ　ト　ヒカク　シタ　イジリ　ノ　トクチョウ
DC.creator	望月, 正哉
	モチズキ, マサヤ
	Mochizuki, Masaya
	澤海, 崇文
	サワウミ, タカフミ
	Sawaumi, Takafumi
	瀧澤, 純
	タキザワ, ジュン
	Takizawa, Jun
	吉澤, 英里
	ヨシザワ, エリ
	Yoshizawa, Eri
DC.publisher	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
DC.publisher	オオサカダイガクダイガクインニンゲンカガクケンキュウカタイジンシャカイシンリガクケンキュウシツ
DC.language' scheme='DCTERMS.RFC1766	日本語
DC.type' scheme='DCTERMS.DCMIType	text
DCTERMS.issued' scheme='DCTERMS.W3CDTF	2017
DC.subject	対人行動
	しろうと理論
	いじり
	からかい
	いじめ
	Interpersonal behavior
	Lay theories
	ijiri
	Teasing
	Bullying
DC.description	原著
DCTERMS.abstract	近年、若年者を中心とした対人コミュニケーションのなかでいじりという言葉が用いられる場面がある。本研究では、対人行動におけるいじりとはどのような特徴をもつ行動と認識されているのかについて、類似する行動と考えられるからかいやいじめとの比較を通じて検討した。初めに自由記述による予備調査を実施し、いじり、からかい、いじめがもつ概念的特徴を見出した。そのうえで、本調査では、第三者の立場から、いじり、からかい、いじめにおいて、それらの概念的特徴がどの程度あてはまるのかを評価させた。その結果、いじりは他の2つの行動に比べ、好意や互いが仲良くなりたいといった肯定的な特徴をもちつつ、悪意や受け手をバカにするといった否定的な特徴をもたないと評価されていた。このことから、いじり行動はからかいやいじめ行動と比較して、それぞれの意図性などをもとにして異なる特徴をもつと認識されていることが示された。
DCTERMS.abstract	In recent years, some forms of interpersonal communication among the youth are labeled as "ijiri". The current paper investigates what characteristicsijiri is perceived to have, in comparison with similar types of behavior, teasing and bullying. We identified conceptual characteristics of each behavior in an open-ended preliminary survey. In a following study, we asked participants to rate to what degree each feature would characterize each of the three kinds of behavior while taking an observer’s perspective. Results revealed that ijiri was perceived to be different from teasing and bullying based primarily on intention of the behavior: ijiri was perceived to carry more positive features such as the provider’s and receiver’s mutual intention to get closer to each other while less holding negative characteristics such as malicious and contemptuous attitudes toward the receiver.
DC.identifier	10.18910/67190
DC.format	67190
citation_title	「からかい」や「いじめ」と比較した「いじり」の特徴
citation_author	望月, 正哉
	澤海, 崇文
	瀧澤, 純
	吉澤, 英里
citation_publisher	大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室
citation_language	日本語
citation_date	2017
citation_journal_title	対人社会心理学研究
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citation_public_url	https://hdl.handle.net/11094/67190
citation_doi_detail	10.18910/67190
citation_doi	https://doi.org/10.18910/67190

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