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2022-06-30
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https://doi.org/10.18910/6773
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ahs15_143
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論文情報
タイトル
ハーバマスの生活世界論
別タイトル
Zur Lebenswelttheorie von Jürgen Habermas
タイトル (ヨミ)
ハーバマス ノ セイカツ セカイロン
著者
宮本, 真也
宮本, 真也
キーワード等
ユンゲン・ハーバマス
批判理論
生活世界
ハソス=ゲオルク・ガダマー
解釈学
Jürgen Habermas
die Kritische Theorie
Lebenswelt
Hans-Georg Gadamer
Hermeneutik
抄録
J・ハーバマスにとって生活世界概念は、コミュニケーション的行為の補完概念として、コミュニケーション論的転回以降の彼の理論的-批判的基盤をなしている。本稿では彼の生活世界概念と、それへのアプローチの方法をめぐって次の四点について論じる。まず、近代社会において生活世界がなぜ問題となるのかについて、その導入者であるE・フッサールの議論に即して論じる(Ⅰ. 生活世界と危機)。生活世界が我々に対して与える「超越論的」力をフッサールが超越論的主観性に還元するのに対して、M・ホルクハイマーはこの「超越論的」力を社会の内部における日常的な生活実践の過程に由来すると考える。そして、理性自体が歴史によって媒介されていることが、社会-文化的状況を分析するための、あるいはイデオロギー批判のための彼の前提だったのである(Ⅱ. 批判理論と社会実践)。この社会と文化による被媒介性に対する自己言及的な眼差しをハーバマスは、H.=G.ガダマーへの批判を通じて解釈学と結び付ける。そこで私は、この解釈学的視座によって言語的生活実践と生活世界とのあいだの相互関係がいかに把握されるかを考察する(Ⅲ. 解釈学と生活世界)。そして最後に、ハーパマスによる生活世界とコミュニケーションをめぐる議論が、異文化間の対話状況のために開く可能性に関して論じてみよう(Ⅳ. 非了解的なるものの了解のために)。
公開者
大阪大学人間科学部社会学・人間学・人類学研究室
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ニンゲン カガクブ シャカイガク ニンゲンガク ジンルイガク ケンキュウシツ
掲載誌名
年報人間科学
巻
15
開始ページ
143
終了ページ
162
刊行年月
1994
ISSN
02865149
NCID
AN0020011X
URL
http://hdl.handle.net/11094/6773
言語
日本語
ドイツ語
DOI
info:doi/10.18910/6773
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
年報人間科学 / 第15号
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
年報人間科学.15 P.143-P.162
DC.title
ハーバマスの生活世界論
DCTERMS.alternative
Zur Lebenswelttheorie von Jürgen Habermas
DC.creator
宮本, 真也
DC.publisher
大阪大学人間科学部社会学・人間学・人類学研究室
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
ドイツ語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
1994
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/6773
DC.subject
ユンゲン・ハーバマス
批判理論
生活世界
ハソス=ゲオルク・ガダマー
解釈学
Jürgen Habermas
die Kritische Theorie
Lebenswelt
Hans-Georg Gadamer
Hermeneutik
DCTERMS.abstract
J・ハーバマスにとって生活世界概念は、コミュニケーション的行為の補完概念として、コミュニケーション論的転回以降の彼の理論的-批判的基盤をなしている。本稿では彼の生活世界概念と、それへのアプローチの方法をめぐって次の四点について論じる。まず、近代社会において生活世界がなぜ問題となるのかについて、その導入者であるE・フッサールの議論に即して論じる(Ⅰ. 生活世界と危機)。生活世界が我々に対して与える「超越論的」力をフッサールが超越論的主観性に還元するのに対して、M・ホルクハイマーはこの「超越論的」力を社会の内部における日常的な生活実践の過程に由来すると考える。そして、理性自体が歴史によって媒介されていることが、社会-文化的状況を分析するための、あるいはイデオロギー批判のための彼の前提だったのである(Ⅱ. 批判理論と社会実践)。この社会と文化による被媒介性に対する自己言及的な眼差しをハーバマスは、H.=G.ガダマーへの批判を通じて解釈学と結び付ける。そこで私は、この解釈学的視座によって言語的生活実践と生活世界とのあいだの相互関係がいかに把握されるかを考察する(Ⅲ. 解釈学と生活世界)。そして最後に、ハーパマスによる生活世界とコミュニケーションをめぐる議論が、異文化間の対話状況のために開く可能性に関して論じてみよう(Ⅳ. 非了解的なるものの了解のために)。
DC.identifier
info:doi/10.18910/6773
citation_title
ハーバマスの生活世界論
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宮本, 真也
citation_publisher
大阪大学人間科学部社会学・人間学・人類学研究室
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日本語
ドイツ語
citation_date
1994
citation_journal_title
年報人間科学
citation_volume
15
citation_firstpage
143
citation_lastpage
162
citation_issn
02865149
citation_public_url
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ユンゲン・ハーバマス
批判理論
生活世界
ハソス=ゲオルク・ガダマー
解釈学
Jürgen Habermas
die Kritische Theorie
Lebenswelt
Hans-Georg Gadamer
Hermeneutik
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