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2022-06-29
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https://doi.org/10.18910/68138
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JLCE_16_041
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319
論文情報
タイトル
近代日本の絵はがきを読む : 初期絵はがきを使った日本語学習者のための読解実習
別タイトル
Reading Picture Postcards of Modern Japan : Reading practice for learners of Japanese language with early picture postcards
タイトル (ヨミ)
キンダイ ニホン ノ エハガキ ヲ ヨム ショキ エハガキ ヲ ツカッタ ニホンゴ ガクシュウシャ ノ タメ ノ ドッカイ ジッシュウ
著者
乾, 由紀子
乾, 由紀子
著者の別表記
Inui, Yukiko
著者 (ヨミ)
イヌイ, ユキコ
抄録
本稿で報告するのは、大阪大学日本語日本文化教育センターにおける日本語科目のひとつ、「歴史・歴史学の文章」の読解実習を行う選択科目の授業内容である。この授業では、明治、大正、昭和期の絵はがきについて書かれた随筆を使い、精読を行っている。ここでは一例として、関東大震災の絵はがきについて書かれた文章を読むときの授業の進め方を紹介したい。運動会や時代祭などの季節の行事や祭りの開始、アジアで初めての万国博覧会となった大阪万博、関東大震災や室戸台風など日本特有の風土がもたらした大災害、近代テクノロジーによる飛行機の誕生、外国との戦争。近代日本を印象づけるこうした出来事は、世界的な絵はがきの流行期と重なる。絵はがきとなったこれらのイメージは、社会に広く流布された。初期絵はがきのモチーフは、今日の私たちの視点から見て意外なものに富んでいる。さらに、使用済みのものに残された私信と合せて眺めるなら、それは歴史的真実ではないかもしれないが、無名の故人の筆を借り、失われた日本の風景や時代の気分を写し出す宝庫となる。読解の練習とともに実際の絵はがきを手にとり、受講者は文字通り日本の近代に触れる。歴史・文化・社会・自然環境等を広くとらえ、学習者の感覚に直接働きかける絵はがきは、日本を理解するための実に魅力的な教材となりえよう。
公開者
大阪大学日本語日本文化教育センター
公開者の別表記
The Center for Japanese Language and Culture Osaka University
公開者 (ヨミ)
オオサカ ダイガク ニホンゴ ニホン ブンカ キョウイク センター
掲載誌名
大阪大学日本語日本文化教育センター 授業研究
巻
16
開始ページ
41
終了ページ
56
刊行年月
2018-02-05
ISSN
24239410
NCID
AA12420075
URL
http://hdl.handle.net/11094/68138
言語
日本語
DOI
info:doi/10.18910/68138
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究 / 第16号
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著者版フラグ
publisher
NII資源タイプ
紀要論文
ローカル資源タイプ
紀要論文
dcmi資源タイプ
text
DCTERMS.bibliographicCitation
大阪大学日本語日本文化教育センター 授業研究.16 P.41-P.56
DC.title
近代日本の絵はがきを読む : 初期絵はがきを使った日本語学習者のための読解実習
DCTERMS.alternative
Reading Picture Postcards of Modern Japan : Reading practice for learners of Japanese language with early picture postcards
DC.creator
乾, 由紀子
DC.creator
Inui, Yukiko
DC.publisher
大阪大学日本語日本文化教育センター
DC.language" scheme="DCTERMS.RFC1766
日本語
DCTERMS.issued" scheme="DCTERMS.W3CDTF
2018-02-05
DC.identifier" scheme="DCTERMS.URI
http://hdl.handle.net/11094/68138
DCTERMS.abstract
本稿で報告するのは、大阪大学日本語日本文化教育センターにおける日本語科目のひとつ、「歴史・歴史学の文章」の読解実習を行う選択科目の授業内容である。この授業では、明治、大正、昭和期の絵はがきについて書かれた随筆を使い、精読を行っている。ここでは一例として、関東大震災の絵はがきについて書かれた文章を読むときの授業の進め方を紹介したい。運動会や時代祭などの季節の行事や祭りの開始、アジアで初めての万国博覧会となった大阪万博、関東大震災や室戸台風など日本特有の風土がもたらした大災害、近代テクノロジーによる飛行機の誕生、外国との戦争。近代日本を印象づけるこうした出来事は、世界的な絵はがきの流行期と重なる。絵はがきとなったこれらのイメージは、社会に広く流布された。初期絵はがきのモチーフは、今日の私たちの視点から見て意外なものに富んでいる。さらに、使用済みのものに残された私信と合せて眺めるなら、それは歴史的真実ではないかもしれないが、無名の故人の筆を借り、失われた日本の風景や時代の気分を写し出す宝庫となる。読解の練習とともに実際の絵はがきを手にとり、受講者は文字通り日本の近代に触れる。歴史・文化・社会・自然環境等を広くとらえ、学習者の感覚に直接働きかける絵はがきは、日本を理解するための実に魅力的な教材となりえよう。
DC.identifier
info:doi/10.18910/68138
citation_title
近代日本の絵はがきを読む : 初期絵はがきを使った日本語学習者のための読解実習
citation_author
乾, 由紀子
citation_publisher
大阪大学日本語日本文化教育センター
citation_language
日本語
citation_date
2018-02-05
citation_journal_title
大阪大学日本語日本文化教育センター 授業研究
citation_volume
16
citation_firstpage
41
citation_lastpage
56
citation_issn
24239410
citation_public_url
http://hdl.handle.net/11094/68138
citation_doi
info:doi/10.18910/68138