中国人技能実習生の日本語学習アプローチ : 日本語能力試験のN1、N2に合格していない人に焦点を当てる

栄, 苗苗

阪大日本語研究, 2019, 31, 49-72

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hnk31_049 pdf なし 634 KB 4,440 2019.05.27  

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タイトル
中国人技能実習生の日本語学習アプローチ : 日本語能力試験のN1、N2に合格していない人に焦点を当てる
Approaches to learning Japanese : A case of a Chinese technical trainee who did not pass JLPT-N1 or N2.
著者
著者名
栄, 苗苗 ; Rong, Miaomiao
キーワード等
技能実習生
日本語学習
動機づけ
L2動機づけ自己システム
混合研究法
抄録
技能実習生に関する従来の研究は主に技能実習生をめぐる社会問題（過労死、低賃金、人権など）であった。技能実習生の日本語学習に関する研究は少ない。本稿では日本語能力試験のN1、N2に合格していない中国人技能実習生Hさんの日本語学習アプローチに焦点を当て、質的ケース・スタディを用い、半構造化インタビューを通じてデータを収集した。この技能実習生はどのように日本語を勉強したか、彼女の日本語学習動機づけはどうなったかを明らかにする。H さんのケース分析の結果から以下の2 点がわかった。①技能実習の3 年間、H さんは日本語の勉強より、日本語を使い日本人とコミュニケーションをすることが多かった。②Hさんが日本語学習をあまりしていなかった理由は日本語ができなくても困らない環境と自分の日本語レベルに満足していたところにある。
出版者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ
収録物名
阪大日本語研究
Handai nihongo kenkyu
巻(号)
31
ページ
49-72
刊行年月
2019-02
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/72074
DOI
https://doi.org/10.18910/72074
PISSN
09162135
NCID
AN10106606
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
阪大日本語研究 / 第31号