文章における位置・出現回数と名詞表現との関わり : 新聞記事における〈「事件」をめぐる表現〉の現れ方を通して

雨宮, 雄一

現代日本語研究, 2019, 11, 21-39

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gnk11_021 pdf なし 0.98 MB 385 2019.10.08  

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タイトル
文章における位置・出現回数と名詞表現との関わり : 新聞記事における〈「事件」をめぐる表現〉の現れ方を通して
On Relation between Appearance Position / Frequency and Noun Phrase on Text : Through a Case of How to Appear the Expressions Including Jiken in Newspaper Articles
ブンショウ　ニ　オケル　イチ　シュツゲン　カイスウ　ト　メイシ　ヒョウゲン　トノ　カカワリ　シンブン　キジ　ニ　オケル　ジケン　ヲ　メグル　ヒョウゲン　ノ　アラワレカタ　ヲ　トオシテ
著者
著者名
雨宮, 雄一 ; アメミヤ, ユウイチ ; Amemiya, Yuichi
キーワード等
文章
新聞記事
連体修飾
複合語
命名
抄録
本稿は，〈文章における名詞表現の同一指示〉という観点から，新聞記事における〈「事件」をめぐる表現〉の現れ方を調査したものである。主な結論は以下の通り。（1）初出位置は記事文章の冒頭分が多い。（2）冒頭文に現れるものは，「主題事件」が圧倒的に多く，「関連事件」も時々現れるが，「参考事件」は現れない。表現形式は，〈節〉型が見られることに特徴がある。（3）非冒頭文に現れるものは，初出の場合，「関連事件」が多く，「参考事件」も見られるようになる。表現形式は，〈ø〉型が多く見られるようになり，〈節〉型が少なくなる。既出の場合，先行する「事件」の表現を指示する表現として単独の「事件」で受ける場合が多い。特に，〈節〉型は，ほぼ単独の「事件」で受けており，〈句〉型以降はより単純な形式で受ける。
出版者
大阪大学大学院文学研究科 日本語学講座 現代日本語学研究室
オオサカ　ダイガク　ダイガクイン　ブンガグ　ケンキュウカ　ニホンゴガク　コウザ　ゲンダイ　ニホンゴガク　ケンキュウシツ
収録物名
現代日本語研究
Studies in the modern Japanese language
巻(号)
11
ページ
21-39
刊行年月
2019-03-31
言語
日本語
ハンドルURL
https://hdl.handle.net/11094/73338
DOI
https://doi.org/10.18910/73338
NCID
AN10449125
アクセス権
open access
出版タイプ
Version of Record
カテゴリ
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
現代日本語研究 / 第11号