発話の引用方法に関する対照研究 : 関西・首都圏若年層を例に

上林, 葵

doi:https://doi.org/10.18910/73639

発話の引用方法に関する対照研究 : 関西・首都圏若年層を例に

上林, 葵

阪大社会言語学研究ノート, 2019, 16, 55-69

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タイトル	発話の引用方法に関する対照研究 : 関西・首都圏若年層を例に
タイトル	ハツワ　ノ　インヨウ　ホウホウ　ニ　カンスル　タイショウ　ケンキュウ　カンサイ　シュトケン　ジャクネン　ソウ　ヲ　レイ　ニ
著者	著者名上林, 葵 ; カンバヤシ, アオイ
キーワード等	引用発話
	関西若年層
	首都圏若年層
	発話の再現
	直接的発話
抄録	本稿は談話内における発話の引用方法の地域差に関して、関西若年層と首都圏若年層を例に考察したものである。具体的には以下の点を指摘した。a)関西談話は首都圏談話に比べ、引用発話の使用頻度が高い。b)引用発話のタイプに関して、関西談話の〈想像〉の使用が首都圏談話よりも相対的に高い。また、関西談話では〈実際〉が、首都圏談話では〈心内〉が最も高い。c)関西談話では複数人からなる会話の再現が多く観察された。また、引用の対象が複数人であれ1人であれ、引用標識や述部を省略し引用部のみを連続させる手法が目立った。話題の対象に向けた〈心内〉の提示の際にも、引用標識等の省略を多用した。d)首都圏談話では1人の発話を単発的に引用する場合が多く、複数人の会話の再現や連続的な引用はあまりみられなかった。引用部のみを連続させた手法も少なく、話題の対象に向けた〈心内〉の提示の際には引用標識等を挿入する例が目立った。
出版者	大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
出版者	オオサカダイガクダイガクインブンガクケンキュウカシャカイゲンゴガクケンキュウシツ
収録物名	阪大社会言語学研究ノート
巻(号)	16
ページ	55-69
刊行年月	2019-07
言語	日本語
ハンドルURL	https://hdl.handle.net/11094/73639
DOI	https://doi.org/10.18910/73639
NCID	AA11555159
アクセス権	open access
出版タイプ	Version of Record
カテゴリ	紀要論文 Departmental Bulletin Paper
カテゴリ	阪大社会言語学研究ノート / 第16号

資源タイプ	紀要論文
ローカル資源タイプ	紀要論文
DCMI資源タイプ	text
DCTERMS.bibliographicCitation	阪大社会言語学研究ノート. 2019, 16, p. 55-69
DC.title	発話の引用方法に関する対照研究 : 関西・首都圏若年層を例に
DC.title	ハツワ　ノ　インヨウ　ホウホウ　ニ　カンスル　タイショウ　ケンキュウ　カンサイ　シュトケン　ジャクネン　ソウ　ヲ　レイ　ニ
DC.creator	上林, 葵
DC.creator	カンバヤシ, アオイ
DC.publisher	大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
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DC.subject	引用発話
	関西若年層
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DCTERMS.abstract	本稿は談話内における発話の引用方法の地域差に関して、関西若年層と首都圏若年層を例に考察したものである。具体的には以下の点を指摘した。a)関西談話は首都圏談話に比べ、引用発話の使用頻度が高い。b)引用発話のタイプに関して、関西談話の〈想像〉の使用が首都圏談話よりも相対的に高い。また、関西談話では〈実際〉が、首都圏談話では〈心内〉が最も高い。c)関西談話では複数人からなる会話の再現が多く観察された。また、引用の対象が複数人であれ1人であれ、引用標識や述部を省略し引用部のみを連続させる手法が目立った。話題の対象に向けた〈心内〉の提示の際にも、引用標識等の省略を多用した。d)首都圏談話では1人の発話を単発的に引用する場合が多く、複数人の会話の再現や連続的な引用はあまりみられなかった。引用部のみを連続させた手法も少なく、話題の対象に向けた〈心内〉の提示の際には引用標識等を挿入する例が目立った。
DC.identifier	10.18910/73639
DC.format	73639
citation_title	発話の引用方法に関する対照研究 : 関西・首都圏若年層を例に
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citation_doi_detail	10.18910/73639
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